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先取りビジネストレンド

03/04
2013

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手亡豆(てぼうまめ)から、日本の農業の革新へ

「これ、“手亡豆”の餡が入ったどら
焼きなんですよ~!おいしいですよ~!」

“手亡豆”。
この言葉を聞いたのは20年、いや30年ぶりだろうか。

私の出身地である北海道芽室町を
含む十勝地方は、
大豆や小豆など、豆類を生産する
農業が盛んに行われている(いた、かな?)。

私も小さい頃はよく豆刈りを
お手伝いさせてもらった(手伝わされた…?)ので、
“手亡豆”はとてもなじみ深い作物なのだ。

“手亡豆”は蔓があり、収穫するには
とても手間がかかる。
そのため出荷数が少なく、
あまり知られていないのが現実だ。
しかし手亡豆はクセがなく、
白餡にすると非常に美味しい。
(どら焼きもすごく美味しかった!)

こんなに美味しい手亡豆を食べることが出来るのも、
日本の農業の質が高いからだと言えるだろう。
そんな日本の農業においても、今注目を集めているのが“TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)”
加入の問題。

これにより、農家の人たちは大打撃を
受けると危惧されていて、
今まさに私たちの語るビジネスだけでなく、
農業も過渡期を迎えていると言っていいだろう。

私の地元、十勝の農家を見ても、
ここ20~30年で農業が変わってきて
いるように感じる。

40~50年くらい前は、豆類やじゃがいもを中心に
作っていたのだが(酪農もあったけど…)、
近年は、長芋やキャベツ、
アスパラやゴボウ、ユリ根など
幅広く作物を作っている。

変わったのは「何を作るか」だけではない。

中には、あの奇跡のりんごで知られる木村秋則さんの無農薬・無肥料を学び、取り入れている農家も出てきた。

さらに、育てた野菜を加工してから流通させるという
“第6次産業化”を視野に入れた農家も出てきている。

それぞれの農家が、作るものを考え、
質を高め、第6次産業化を進める。
生産から流通まで考えて展開することができれば、
TPPはそれほど恐いものではないと思われる。

日本の農作物は他の国に比べて、非常に質が高い。
他国には真似のできない“質”で勝負をしていけば十分に対応できるだろう。

アサヒビール再建の立役者・樋口廣太郎氏の言葉
「挑めばチャンス、逃げればピンチ」にもある通り、
日本の農業はまさに“新しい農業のあり方”を
見据えた、革新を進めていくべき岐路に立っているのだ。

ところで、今、手亡豆は十勝のどの辺の農家が
どんな生産の仕方をしているのだろう。
きっともう、あの頃の手間のかかる“豆刈り”はしていないはず。

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ビジネスも農業も変化の時!

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何十年ぶりかの手亡豆との再会

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上品な甘さがたまらない…!

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