これからの選ばれるビジネス!

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先取りビジネストレンド

04/14
2014

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値上げに“情動力”が作用

あ! と思った時には時すでに遅し。
50円玉は手からこぼれ落ち、
排水口の中へと吸い込まれてしまった。

2週間に1回くらいの頻度で利用するラーメン店での出来事。
小銭を握りしめ、券売機の列に並んでいる時に、
50円玉を排水口の中へ落としてしまったのだ。

取り出そうとするも、排水口の蓋はびくともしない。
仕方なく50円玉を諦め、食券を買うことにしたのだ。

しかし、悲劇はそれだけでは終わらない。
いざ食券を買おうと券売機を見ると、
こんな張り紙が…。

「消費税率引き上げ、材料値上がり、
やむを得ず価格改定をいたしました。
今後ともよろしくお願いいたします」。

なんと、消費税率が8%になったこのタイミングで
650円のラーメンが730円になっていたのだ。

いやいやいやいや、
いくら消費税率が上がったとはいえ、
80円の値上げはいただけない
(単純に計算しても、3%どころか12%値上がり!? )。

いつも利用するカフェのコーヒーが
240円から250円に値上がる方がまだ理解できる。

仕方なく食券は購入したのだが、
ラーメンの味は以前と変わらないし、
何より、増税に便乗したかのような
大幅な値上げの仕方に、
店へのイメージはかなり悪くなってしまった。

ここで“情動力”が作用するのだ。
すなわち、この事件が支点となって、
私の中のこのラーメン店のイメージは
かなり大きく動いたのだ
(もちろん悪い方にだ)。

このようなちょっとしたことが、
企業へのイメージを左右することがある。
つまり、増税自体は致し方なくとも、
企業の対応によって、
生活者の気持ち(情)は
良くも悪くも動かされるのだ。

最近では、東京電力が、
以前から値上げをしていた電気代に、
増税分を当たり前のように
上乗せしたことが物議を醸していた
(私からすると「ふざけるなぁ~」といいたい)。

これは生活者側からすれば、
東電に対してさらなる
負のイメージにしかならない。

逆に、飲食店で
「500円据え置き価格!」(天丼のてんや)
と書かれていたら、
利用者は嬉しいと思うし、
その店へのイメージはアップするだろう。

私たちのビジネスは、
生活者という「人」が相手である以上、
人間の感情が少なからず影響してくる。

だからこそ、生活者の立場になって考えた
ビジネスを展開しないことには、
長く選ばれ続けることは難しいだろう。

この日のラーメンは、
落とした50円玉分を含めて
130円も値上がりしてしまった。
次回からは月に1回の利用にしよう…。

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前回と値段がぜんぜん違う!

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ひょっとして便乗値上げ?

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味は同じなのに…

trend4

この内容で情動力はマイナスの方向へ

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