これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ファインスピリッツキーワード

08/07
2017

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“孫子(まごこ)の代に何を残せるか!?”

“孫子の代に何を残せるか!?”
これは今、北海道十勝で展開している
Memuroワインヴァレー構想の
まちづくりのテーマである。

私たちは、どうしても目先のことを追って
自分の今いる場所や時間を優先してしまう。
そしてその先にある未来に、ついつい借りをつくってしまうのだ。

先日の“里山と生きる協会”発足イベントにて、
藻谷浩介氏がこんなお話をしていた。

私たちが推進している里山資本主義の
対になる存在として、“マネー資本主義”がある。
藻谷氏によると、近頃の“マネー資本主義”は
巧妙で、隣から奪わずに未来から奪う、というのだ。

過去に植民地から人や資源を搾取したように、
隣から奪うとその行為が周囲に露呈し、批判を浴びてしまう。
そのため、近頃のマネー主義は、
奪われても気づきにくい未来から奪っていく。

たとえば、たくさんの肥料や農薬をつかって
農作物をつくるとその時は多くの収穫があるが、
年々土は汚染され、20年、30年後にはその土地は枯れていってしまう。
さらに、工業廃水によって水が汚染されると、
その水が当然のように海に流れ込み、“里海(さとうみ)”をダメにしていく。

これはつまり、“現代のツケを未来にまわしている”
ということではないだろうか?

そこで私が大切にしたい考え方は、
“孫子の代に何を残せるか!?”ということ。
目先のことではなく、30、40、50年先に
どんな地域や価値観を残していくか。
こんなテーマを持った時、
私たちは今やっていることに少しブレーキをかけて
改めて思考するときなのではないだろうか…?

北海道でのMemuroワインヴァレー構想も同じ。
私はあまりお金を持っていなかったので、
この構想のためには地域の農家や街の人たちと
一生懸命コミュニケーションをとる必要があった。
地域の人たちに協力してもらわなければ、
このプロジェクトはうまくいかない。

まちづくりを兼ねながら、いかに
その地域の存在理由を発信していくのか?
こんなことを考えた時、私たちが今のうちに
解決しなければならないことが見えてくるのだ。

今私たちが日々の生活を通じてもっと意識
しなければならないこと。
それが“孫子の代に何を残せるか!?”
というキーワードに集約されているのではないだろうか…。

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里山と生きる協会発足イベントの際の講演

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これがMemuroワインヴァレー構想だ!

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地域の存在理由を発信!

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06/26
2017

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功には禄を、徳には地位を

“功には禄を、徳には地位を”
功績があるものには報酬を与え
人徳があるものには地位を与えよ、
という意味で、かの有名な西郷隆盛氏の
南洲翁遺訓にも記されていた言葉である。

先輩のコンサルタントがこの言葉を
よく口にしており、私も共感を抱いていた。
興味を持って調べると、
西郷氏がつくったというよりは紀元前1600年前の
中国の最も古い経典、「書経」の中にある
「徳の高いものには官位を上げ、
 功績の多いものには褒賞を厚くする」
という言葉が元になっているという。

えっ何と今から三千数百年前には
既にこの価値観が生まれていた…と。

つまり紀元前1600年前も、どんなに功績が
あっても職務に不適切な者を官職につけてはならず、
人を指導し、育むことには向かない人間が
かなりいた、ということ。

たとえば、野球やサッカーで選手として
素晴らしい実績を打ち立てたとしても、
コーチや監督としていい活躍ができるとは
限らないことと同じである。
(そんな監督もいたねぇ~)

エンジニアやデザイナーなど、
どちらかというと狭く・深く物事に取り組む
スペシャリストにはなれても、物事を広く・より深く
捉える“ゼネラリスト”になれるかは別。
人を育て、組織全体のことを考えて
どのように行動するかはゼネラリストの領域なのだ。

私も社員採用の面接をしていた時、対象者に
会社の一員としてゼネラリストを目指してほしい
という話をしていた。

会社というのは組織で動くもの。
そしてお客様が求めているのは、
スペシャリストのスキルだけでなく、
相手の会社のことを考えられるゼネラルな
視点だと日々感じていたためだ。

今も昔も、求められているものは変わっていない。
これまで、よい成績や結果を残せば
それを地位に反映し、組織をダメにしてきた
事例がたくさんあった。

すなわち、私たちが人事を考える時、
組織を考え上司として部下に
どう接しているかという点も重要なのだ。

そこで二重の発想がカギを握っている。
功績によって報酬を与えたとしても、
地位とは別に物事を考えた方がよいということだ。
そのことが、この“功には禄を、徳には地位を”
という言葉に集約されている。

常にこの言葉のバックヤードにある奥行きを
理解することが、経営を成功に導く秘訣と言えそうだ。

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堂々とした立ち姿の西郷隆盛像

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06/19
2017

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ビジネスも“愚の如く、魯の如し”

「潜行密用(せんこうみつゆう)は愚(ぐ)の如く、魯(ろ)の如し」
本当に大切なことは人知れず行い
利益のみで動くのではなくて
目立たないことにベストを尽くせ、
という意味の禅語だ。

かく言う私も禅に詳しいわけではないのだが…
先日海外研修でサンフランシスコに行った際
この禅語に出会い、学ぶに値する言葉だと感じた。

あのアップルのスティーブ・ジョブズ氏も
禅語の影響を受け、
「ハングリーであれ、愚か者であれ」
(Stay hungry,Stay foolish.)
という象徴的な金言を生んだのだと言われている。
そうすることで、革新的な新しい機器を
開発できたのではないだろうか。

実はこの“愚の如く、魯の如し”に近い禅の話として
以下のような師匠と弟子のやりとりが教えられている。

弟子が熱心に坐禅をしていると、
師匠に「何を思って坐禅をしているのか」
と問われ、「悟りを開き、成仏するためだ」と答えた。

すると師匠は、おもむろに1枚の瓦を持ってきて磨きだした。
それを見た弟子が「瓦を磨いて何をするのか」と聞くと、
「瓦を磨いて鏡にするのだ」という。
弟子が「瓦を磨いても鏡にはならない」と言うと
師匠は「坐禅をして仏になれるのか?」と言い放たれた、
という話だ。

これはつまり、坐禅をすれば仏になれると思う
弟子に対して諭した言葉だ。
ついつい坐禅をしていると、
所得の意識がつきまとってしまうもの。
修業とは悟りへの手段ではなく
修業そのものが悟りなのだから…。

現代でこの“愚の如く、魯の如し”を徹底している人は…
おおっ! まさに鍵山相談役の掃除道50年!(もう53年かな!?)
鍵山相談役が10年間徹底して掃除を行っているうちに、
自然とその頃から社員が手伝いを始め、
20年経つと別の会社からも掃除道を学ぼうと
人が集まって来たという。

やはり何かを徹底していると、
本来目的としているわけではなくても
周囲や自分自身が変化してくるという。
そこに坐禅や、掃除を徹底して行う意味があるのだ。
まさに「潜行密用は愚の如く、魯の如し」
というのはそういう意味なのではないか。

わたしがよく口にする、
“チャレンジ力は、リスク回避力の2乗に比例する”。
これにおいても同じようなことが言える。
つまり、ビジネスにおいても経営者としても
徹底して何かにチャレンジし続けることは、
リスク回避力が次第に身に付き、結果として
次なる大きなチャレンジにつながるのだ。

ジョブズ氏ほどの活躍でないにせよ、
“愚の如く、魯の如し”を実践し
それなりの結果に結びつけたい。
あれっ、これって所得の意識で坐禅をしてしまっている!?

とにかく、「潜行密用は愚の如く、魯の如し」。
私たちのビジネスにおいても、
耳を傾けるべき教えと言って間違いないだろう。

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レス・ケイ氏と『ZEN at WORK』

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スティーブ・ジョブズ氏と禅

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無心で修業!

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鍵山秀三郎相談役

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05/22
2017

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これぞ“行動学展示”!

空間の中央に設けられた円柱形の水槽。
そこに気まぐれに姿を現すアザラシが
なんとも可愛らしく、来園者の人気を集めている。
これは、垂直方向の泳ぎを得意とする
アザラシの特性を生かした展示である。

この展示方法を行っているのは
北海道にある旭山動物園。
旭山動物園では、動物が本来持つ
走る・飛ぶ・泳ぐ・捕食するなどの
動きを引き出すため、“行動学展示”を行っている。

先日久しぶりに旭山動物園に行ってきたのだが
全く飽きることもなく、ペンギンやオランウータンなど
たくさんの動物たちを観察することができた。

中でも印象的だったのがホッキョクグマ。
ダイナミックな飛び込みや、泳ぎを期待して
展示を見に行ったのだが…
思わず子どもの目を覆ってしまうような
状況に遭遇したのだ。
(…はっきりとは言いにくいので、
写真を参考にしていただきたい)
これも“行動学展示”ならでは(?)のものである。

…とまあこのように、旭山動物園を見て周るなかで
気付いたことがあった。
動物たちのありのままの姿を引き出す
“行動学展示”は、ビジネスにも
反映できるのではないか、ということだ。

たとえば、今働く若い女性の間で人気の
ABCクッキングスタジオ。
忙しい毎日を過ごす女性たちに向けて、
時短や作り置きなどのさまざまなコースを
提供している料理教室だ。

「晩ごはんにもお弁当にも使えるおかず
~冷めてもおいしい肉・魚・野菜のおかずで
お弁当作りも楽ちん~」

「週末90分で作れる!作りおきレシピ7品
~忙しい毎日の料理に役立つ、
作りおきのコツが習えます~」

このタイトルは、まさに現代の女性の動きを
捉えている。忙しい女性たちが、たった90分間で
作り置きレシピが習えるというわけ。

このアプローチフレーズ、つい通いたくなりません!?
これぞまさに“行動学展示”!
といえるようなタイトル。

ターゲットのニーズを熟知した
ABCクッキングスタジオは、
現代の女性たちの主たる動きを
反映したサービスと言えるだろう。

このように、ABCクッキングスタジオのアプローチには
人の心を射るためのヒントがある。

どのサービス業界においても、
ターゲットの背景であり、その行動を汲み取り
それをサービスに展開することで
今後のビジネスが選ばれる理由をつくるはずだ。

これぞまさに、行動学をヒントにした発想なのである。

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“行動展示”ならでは・・・?

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動物たちにとっても心地良い環境

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気持ちよさそうに寝そべっている

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ライオンとトラが交替で展示される

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おやつを取りに行くオランウータンの親子

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04/24
2017

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中島流 “3×4メソッド”

たった3人編成のチームで繰り広げられる、熱い戦い!
「3×3」はバスケの正式競技種目になった
世界的なスポーツで、その魅力は…!

という話ではなく…
私が今回お話したいのは「3×4(スリー・バイ・フォー)」。
3次元×4次元を大切にしよう! というものの見方だ。

1次元は点と線
2次元は面
3次元は高さ・深さが加わった立体
4次元は立体に時間軸が加わったものだ。

この3次元と4次元は、私が度々ビジ達でお伝えした
「Think Global, Act Local」
(地球的規模で考えて、身近なところで行動する)
「Think long range , Act Tomorrow」
(物事をロングレンジに捉え、明日からの行動を考える)
と同じことである。

なぜそんなことを考えたのか。
つい先日カンボジアまで足を運んだのだが、
これまで行った国を数えてみたところ
(おかげさまで! )16ヶ国もあった。

たくさんの国を訪れて、そのたびに感じることがある。
飛行機が離陸し、日本を離れたのだと実感した瞬間、
なぜか自分たちが日々過ごす日本であり、
そこでのビジネスを客観視できるのだ。

以前アメリカに行った際、
今後日本でも注目されそうなビジネスや、
新たな業態がつくり出されていた。
この見方は3次元であり、物事を地球規模でとらえたとき、
今後のビジネスがどうあるべきなのか見えてくる。

そしてもう1つ重要なのは、過去と未来を見る目線。
これが中島流の4次元メソッドなんだよねぇ~!

今回カンボジアに行って感じたことは、
まるで50年前の日本を見ているようだ、ということ。
今後カンボジアがどのような成長を遂げるのか、
だいたいの予測ができるというわけ!

もちろん成長は、その当時の日本のように30年もは
続かないだろうが、20年は続くとみた。

過去を見ることで未来を予測できるし、
かつての日本を彷彿とさせる国を訪れることで、
その国の今後がわかる。

つまりさまざまな国に行き、
3次元的な見方だけでなく4次元的な見方をする
“3×4メソッド”を活用することで、
次のビジネスの一手が見えてくるのではないだろうか。

日本は海に囲まれていることで、距離的に近いアジアだけでなく
太平洋を越したアメリカや、ヨーロッパからも
常に新しい情報が入ってくる。

「Think Global, Act Local」
「Think long range , Act Tomorrow」
この2つの価値観をうまく扱える位置にあるのが
日本なのでは・・・!?

日本の立地や歴史を活かしつつ、
“3×4メソッド”をどう自分たちのビジネスに生かしていくか。
う~む、まだまだ日本の可能性は多そうだ・・・!

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カンボジアのプノンペンへ!

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昨年の海外研修はフランスへ。

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この2つの価値観をうまく扱える位置にあるのが日本なのだ

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