これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

02/06
2017

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ビジ達流“セレンディピティ”の招き方

ビジ達でも何度かご紹介してきた“セレンディピティ”。
これは、課題意識を持つことで情報感度が高まり、
思わぬタイミングでよいアイデアを思いつく、
ということを指すことばだが…。

たとえばフレミングは、ブドウ球菌の研究中
実験器具にカビを生やしてしまったことがきっかけで
抗生物質ペニシリンを開発した。
ニュートンはリンゴが木から落ちる所を見て
万有引力の理論を思いついたわけだ。

そう、歴史に名を残す発見をした科学者たちの多くは
本来の研究課題ではなく、その途上で巡り合った偶然、
すなわち“セレンディピティ”によって
発見の糸口をつかんでいるのである。

“セレンディピティ”とは本来、偶然性の強いもの。
だが、ビジネスにおいて効果的な施策を思いつくためにも、
いかに“セレンディピティ”を
意識的に起こせるかが重要ではないだろうか。

それではどうすればいいのか?
具体的な話をしてみよう。
たとえば、私がいま展開している
Memuroワインヴァレー構想は、
ある日突然思いついたものではない。

私は以前より、「地元の北海道に役立つことをしたい」と
考えてきた。

それが2010年代に入り、
海外研修で訪れたスコットランドの農場で、
農産物を活かしたカフェやマーケットが
展開されている光景を見たのだ。

また、里山の活かし方を考えているとき
たまたま手に取った『里山ビジネス』という書籍で、
著者の玉村豊男氏が長野の里山でワイナリーを
経営していることを知った。
そしてこれまた偶然、仙台の経営者仲間が
ブドウの苗を植えようとしているという…。

かねてより抱いていた「地元への貢献」という考えが
これらの体験によって具体性を帯びてゆき、
あるとき“セレンディピティ”が起こったということ。
そして、Memuroワインヴァレー構想となったのだ。

やはり、構想を漠然と考えるのではなく
実現するために必要な事柄のX,Yの座標軸をつくり、
自分が課題としているものは何なのか、
それを解決するための条件は
どの辺りの位置にあるのかを明確にしておくことが大切だ。
この明確化が、後々あるタイミングで
“セレンディピティ”を発生させることにつながるのだ。

課題意識を持ちアンテナを高め、
実現したいことに具体性を持たせておく。
これぞ、ビジ達流“セレンディピティ”の招き方なのである!

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海外研修で訪れた『クレイジンズファーム』では“6次産業”を体現していた

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たくさんの体験が、考えに具体性を持たせて“セレンディピティ”が起こったのだ!

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課題の明確化が“セレンディピティ”を招くのだ

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01/23
2017

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“リスク回避力”こそが人間力に!

その18歳の少年は、渋谷の歩道橋を何往復もし、
ビクビクしながら今日の宿泊場所を探していた。
東京の友人を訪ねたものの、当人は引っ越しており、
宿のあてがなくなってしまったのだ。
なんとか交番の助けを借りて、宿を見つけたのだった…。

実はこれ、44年前の私のこと。(なんと!)
今では渋谷を堂々と歩くどころか、
道玄坂で早朝のごみ拾いまでしている。
なぜここまで堂々とできるようになったのか、
当時と今の違いはなんだろうか?

思えばこの44年間、実にさまざまな体験をしてきた。

若い頃は、なかなかハードなことも多かった。
理不尽な理由で訴えられたときには弁護士を雇い、
最終的には高等裁判所の被告という立場も経験させてもらった。
(もちろん、勝つこととなるわけだが…)
株に詳しくなかった頃には、
仕事関係の人から投資の話を持ち掛けられ、
100万円余りの現金を持ち逃げされる詐欺にもあった。
会社の運営が軌道に乗ってから、
会社を大きくするため優秀な人材が必要だ!
と始めた中途採用でも昔は色々な目にあった…。

そう、44年間のこうした経験とそれに対処するノウハウ、
そして人とのネットワークが今の私には備わっているのだ。

そして、ビジ達でご紹介した『善の循環』や
『海賊とよばれた男』など、苦難にあいながらも、
それらを突破し成長していった
経営者たちを描いた書籍を読み気づいたことがある。

彼ら偉大な経営者たちは、
次々とチャレンジすることによって、
多種多様なリスクへの対処や回避の仕方を自分のものにしていった。
すなわち“リスク回避力”を備えていったということ。

中島流として“リスク回避力”の要素を整理すると
以下の7つになる。
「リスク回避力 7つのファクター」
1.人を観る目がある
2.危険・危機を察知できる
3.対処・手立てがわかる
4.引き返す勇気がある
5.人的ネットワークが充実している
6.リーダーシップがある
7.大局が見れる

いずれも色々な経験やチャレンジによって身につくもので、
この“リスク回避力”を持つ経営者たちは、
今まで築いてきた人とのつながりによって
リスクをより回避できるということになる。

すなわち、究極の“リスク回避力”とは、
人間力や成長力につながるのだ。
もしかしたら、長期的に見て成功するかどうかは、
この人間力であり、“リスク回避力”
にかかっているのかもしれない。

これからの不確実性の時代にこそ、
“リスク回避力”は重要になってくるだろう。
私も究極の“リスク回避力”を目指し、
人間力を高めていきたい!

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“リスク回避力”はさまざまなチャレンジで得られる

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“リスク回避力”の要素を整理すると 7つのファクターに

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『善の循環』の主人公であるYKKの吉田氏も苦難を突破し、成長していった

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01/09
2017

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あの“良心くん”のご主人

「良心くん」という木彫りの小さな人形(?)が、
あちこち旅していることをご存知だろうか。
穏やかな顔で合掌するお地蔵さんのような姿をしている
良心くん(厳密にはお地蔵さんではないのだが…)。

バックパッカーであり、紀行作家であるシェルパ斉藤氏と共に、
世界各国を旅してきた人形なのだ。
そして、この良心くんの活躍がすごい!

バックパッカーの斉藤氏は、
日本国内外を旅して情報発信することが仕事。
旅先では良心くんのお陰で多くの人たちと
自然にコミュニケーションをとることができるし、
海外であっても言葉や国境の壁を越えて皆が笑顔になるそうだ。
(すばらしい旅の助っ人!?)

先日シェルパ斉藤氏と話をする機会があったのだが、
良心くんの坊主頭を撫でる人も多く、
中には涙を流して喜ぶ人もいるという。

斉藤氏によると、良心くんはちょうど
赤ちゃんくらいの大きさということもあり、
女性たちはまるで赤ちゃんを抱いたような
気持ちになるのではと語っていた。

そして、写真の一角に良心くんを入れるだけで、
存在感あるオリジナルの写真が撮れるのだ。
端にいても後ろ姿であっても写真の演出をしてくれる良心くんは、
斉藤氏のコラムのあちこちに登場する。
(もう斉藤氏は、良心くんから離れられないだろう!? うんうん。)

ぜひ皆さんにも良心くんの活躍を見ていただきたい!
UP BOOKS&MAGAZINESの
シェルパ斉藤氏のコラムをチェックだ。

そんな良心くん、数年前の誕生日に
奥様からプレゼントされたものだそうだ。
ご近所の仏師につくっていただいたそうで、
そこから二人三脚で旅をしている。

ビジ達をご愛読の皆さんならご存知かと思うが、
私にも私そっくりの人形「Mr.セイージ」がいる。
実のところ、Mr.セイージが登場したのは良心くんがきっかけなのだ。

そう、良心くんを見た途端にビビっときた私は、
早速いつも似顔絵でお世話になっている
プレジャー企画(クラウンKの会社)さんにお願いして、
良心くんほどのぬいぐるみをつくっていただいたというわけ。

おかげさまでMr.セイージも、
良心くん同様にいるだけで活躍してくれる存在だ。
海外へ一緒に旅することも多いのだが、
Mr.セイージがいてくれるだけで
現地の方々とのコミュニケーションがとりやすい。

そしてその後のコラムでも、
Mr.セイージの入った写真はひと目を引いてくれるのだ。
ありがとう! 良心くん。
ありがとう! Mr.セイージ。

彼らはかけがえのない旅の友であり、
言葉の壁を越えたコミュニケーションツールであり、
写真の演出家でもある。
ずばり、私たちを豊かに演出する、
相乗効果のかたまりのような存在なのだ。

斉藤さん、良心くんを大切にしましょう!
私もMr.セイージを大切にします!

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photos by sherpa saito

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photos by sherpa saito

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旅先では良心くんが大活躍する

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私もMr.セイージを大切にします!

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11/21
2016

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“人事を尽して、天命を待つ”が極意

Memuroワインヴァレー構想のため、11月も北海道・十勝へ!
いつもなら出張中は休む間もなく奔走しているのだが、
農繁期だったこともあり、
今回はたまたまフリーの日曜日が1日あったのだ。

折角のフリーの時間、有効活用せねば! ということで
母を見舞い、実家にも顔を出し、
ワイナリー構想関係者のパン屋さん(カントリーブラン)にも。
さらに、(以前、ビジ達でもご紹介したが…)
先日40年ぶりに再会した高校の同級生にも会い、
今回のワインヴァレー構想について
しっかりコミュニケーションさせてもらった。

そしてこれまた高校の同級生である、
スポーツ店を営む友人と話していたところ、
な、なんと! またしても! 同級生を紹介され、久々に3人で話をすることに。
そして最終的には、同級生のご子息と
東京でビジネスの話をする運びとなったのだ。
このように、ほんの数時間のうちに3人の同級生と
しっかりコミュニケーションできた。

さらにさらに、ワイナリー予定地に
私の母がお世話になった方の家があるので
そこも訪問し、今後の話をさせてもらった。
そして最後は帯広で夜の屋台村へ行ったのだが、
偶然となりに座った人は首都圏で会社を経営しているという。

本当に様々な人との出会いがあった1日だった。
(実はこの日はフリーだったこともあり、
「人とのコミュニケーション」をテーマに
時間を有効活用しようと動いていたんだよねぇ…)

と、ここでタイトルの“人事を尽して、天命を待つ”につながるのだ。
中島流に「人と会うこと」を分析すると、次の5つの効力がある。

1.人と会うことで、関係の深化につながる。
2.人と会うことで、次なる出会いにつながる。
3.人と会うことで、情報が入ってくる。
4.人と会うことで、情報の発信ができる。
5.人と会うことで、気付きや次なる発想が生まれる。

今回においても、人と会うことで関係が深まり、
それが最終的に、同級生の子息との出会いにつながった。
また、地元の人と話すことで、
ワイナリー構想の情報発信ができるとともに
地元の人の現状であり、今後の課題も見えてきた。
こうして得た気づきから、さらなる構想への発展も見えてきた。

まさに、これらは人と会うことで得られた効力だろう。
“人事を尽して、天命を待つ”とは、できることを全てやったら
あとは天に身を任せる、という意味の言葉だが、
中島流としての“人事”とは、
人との関係においてできることを十二分にするということ。

すなわちコミュニケーションをやり尽し、
あとは天から与えられた運命に従い、心を労しない。
私もコミュニケーションの重要性を改めて心に刻み、
日々の出会いを大切にしていこう! と思ったのだった。

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美味しそうなパンに囲まれて…

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人と会うことで沢山の効力が得られるのだ!

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10/31
2016

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続・それ回ってる!?

私が毎月参加している、新宿歌舞伎町の早朝街頭清掃。
早朝の5時40分ごろに現場へ到着すると、
すでに掃除道具は揃い、きれいに並んでいる…流石だ。
そこで疑問が湧くのだが、
これは誰が準備しているのだろうか?

歌舞伎町の清掃は、雨が降っても寒くても
毎回150人ほどは集まるという活動だ。
この活動をうまく「回す」ために掃除道具はいつも用意され、
それぞれの役割を担う人がいるのだ。

1、朝早く道具を運び、揃える人がいるから、
私たちはすぐに清掃活動を始められる

2、リーダーたちの存在があり、
どこを掃除するかを決めてくれているから、
たくさんの人の力が活かされる

3、拾い集めたごみを整理してくれる人がいるから、
ごみが処理できる

4、タライに水を用意する人がいるから、
道具や手を洗うことができる

5、道具を整頓して持ち帰ってくれる人がいるから、
最後は広場がきれいになる

6、毎月の掃除を告知してくれる人がいるから、
たくさんの人が集まる

7、区役所の人たちがごみを回収してくれるから、
私たちは清掃活動ができる

ざっと並べてみただけでも、これだけの役割があるのだ。
いやはや、早朝に準備をしてくれる人たちに感謝である!
…いや、今回の話はそこではない。
いかに前始末が大切か!?
…という話でもない。

私が今回言いたいのは、
活動を継続できる体制をつくるということ。
この新宿での清掃活動は、なんと15年(?)も続いているのだ。

これだけ続くのは、うまく回るようなシステムが働いているから。
道具を揃えるというだけでなく、皆が次のことを考えて、
今何をやっておくべきか? を考えて行動しているのだ。

以前もビジ達で「それ、回ってる!?」という話をしたが、
ビジネスも人生も社会も、
すべては「回っている」という発想が大事。
回っていないと循環していかないからだ。
これは、次の世代に何を残すかということにも関わってくる。

ビジ達で何度かご紹介している、アル・ケッチァーノの
奥田政行シェフもこんなことを言っていた。

ある土地を好きになると、いろいろなことが知りたくなる。
いろいろと調べていると、そのうちよくないことも見えてくる。
しかし、それも全部含めて地域のことを考えると、
好きが愛に変わる。
そして、覚悟ができ、勇気が湧いてくる。
最後には、自分がいなくなったこの地域に
何が残せるかという発想が生まれてくる。
これぞまさしく循環する発想なのだ。

逆に、回っていかない発想ではだめなのだ。
自分だけ、今だけ、お金だけ! という発想では、
物事は継続して回っていかない。
未来に何を残し、何を伝えるかということが、
その人の存在理由ということなのではないだろうか?

いや~、「回っている」って、
素晴らしいキーワードだなあ…!

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早朝清掃のために朝早くから道具を揃えてくれる人たちがいる

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拾い集めたごみを整理してくれる人たちも

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整理してくれるからごみが処理できるのだ

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さまざまな役割を担ってくれる人たちがいるからこそできること

奥田シェフ

アル・ケッチァーノの 奥田政行シェフもこんなことを言っていた。

回ってる?

「回っている」って、 素晴らしいキーワードだ!

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