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選ばれるビジネス

11/10
2014

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3時間で10万円売るパン屋さん

「ずっと行きたかったのに、街からとても遠くて、
行きそびれていたパン屋さん。ついに行ってきました!」

「芽室インターを降りて市街地へ。
さらに山のほうに向かって16キロ。
変わったパンがたくさんあるパン屋さんに辿り着きました!」

食べログ上で、このようなコメントが
書かれている田舎の小さなパン屋さんがある。

北海道芽室町、市街地から離れた上美生(かみびせい)
にある「カントリーブラン」だ。

冒頭のように、
遠方からわざわざ来店するお客さまも多いそう。
その人気ぶりは目を見張るものがあり、
札幌の百貨店のイベントに出展した際には、
なんと、たった3時間で
10万円分のパンを売り上げたという(驚きだ!)。
さらには、飛行機の機内誌などでも紹介され、
多くの注目を集めている。

そんなカントリーブランのご主人である、
延與幸嗣(えんよ・こうじ)氏は、
芽室町の隣町・清水町の出身だ
(ちなみに私は日高山脈の麓で生まれ育った)。

かつて東京でエンジニアをしていたが、
「おいしいパンを作ること」を志し、
大手パン製造会社で25年以上の経験を積んだ。

満を持してオープンしたカントリーブランは、9年目を迎える。
延與氏は、先日行われた北海道帯広での
講演会に参加してくださり、
その際にご自身の仕事について
興味深い話を聞かせていただいた。

その中で伝わってきたのは、
延與氏のパンへの強い情熱だ。
パンを作る上で、
最もこだわったというのが“おいしい水”。

というのも、水は材料の小麦や酵母にとって
重要な役割を担っており、
水の出来がパンの味を大きく左右するという。

延與氏は、良質な水を求めて北海道内を8ヶ月探し回った。
そして、ようやく辿り着いたのが、
消毒のための塩素をほとんど必要としないほど、
清らかでほのかに甘い、
上美生の“おいしい水”だったのだ。

こだわりは水だけでなく、材料にも及ぶ。
カントリーブランのパンの材料は、小麦や卵に至るまで、
ほとんどが道産の農家から直接購入しているという。

そして、この徹底したこだわりが、
おいしいパンとともに評判を呼び、
わずか3分で10万円の売り上げに
つながっているということだ。

マーケティング的には、
芽室町という市街地から
16キロ離れた土地(上美生)で商売することは難しい。

しかし、その志からくる情熱と追求心が
交通の便の悪さをも払拭し、
その土地に人を集わせてしまうのだ。

延與氏の「本当においしいパンを作ろう」
という志とパンに対する追求心は、
これからのビジネスを考える上で
学ぶことが多いだろう。

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パンへの情熱を秘めた延與氏

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一味も二味も違うパンがずらり!

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市街地から遠くとも…

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多くの人から選ばれ続けている!

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