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07/27
2015

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クロッカンシューザクザクの理由

最近巷で人気の
「クロッカンシューザクザク」という
シュークリームの専門店がある。
どれほどの人気かというと、
東京進出前の北海道の店舗でも
年間で45万個、東京の店舗では
月間9万個の売り上げを記録するほどの大繁盛店。

少し前に、私の担当するラジオ番組で紹介したのだが、
実は食べたことがなかったのだ。

そこで、私用で通りかかった
JR新宿駅直結のルミネエスト新宿店に行ってきた。
行列に並び、外装を見てみると、
シュークリームを迅速に提供できる製造工程を
全て見ることができるつくりになっていた。

本題のシュークリームの味はというと、
ザクザクした触感の新感覚でとにかくうまい!
実は、店名に使われている「クロッカン」は
フランス語でカリカリとした歯ごたえという意味。

そのおいしさの秘訣は何だろうと調べてみると、
3つのポイントを守って
製造・販売していることが関係しているようだ。
1:いつでも作りたてを提供する
2:ひと手間を惜しまないお菓子づくり
3:こだわり抜いた素材を使用
この条件を常に守っていることが
品質に自信を持って販売できる理由だろう。

しかし、このシュークリームが人気を集める理由は、
単に目新しさや素材の味がいいということだけではない。
実は、運営企業の過去の苦い経験が活かされているように思える。

そもそも、クロッカンシューザクザクは、
北海道で六花亭や白い恋人に並ぶ人気を誇る、
創業32年目の「洋菓子きのとや」が
展開しているシュークリーム店なのだ。

きのとやは今でこそ押しも押されもせぬ人気メーカーだが、
これまでに多くの困難を乗り越えてきた。

例えば、宅配ケーキを販売し始めた年、
確かな味でお客様の支持を受けたものの、
クリスマスシーズンには受注の数を誤り、
500人のお客様にケーキを届けられなかった。

さらに、最大限努力はしていたものの、
食中毒事件を起こしてしまい、
処分を受けてしまった。

これらの苦い経験があったからこそ、
今のきのとやがあり、
クロッカンシューザクザクのような
人気店を展開することができたということ。

そして、今後もきのとやが、苦い経験を乗り越えたこと。
それによって培われた品質管理を重視した価値観で
真摯に製造・販売に取り組んでいくことが、
洋菓子店として継続できる理由となっていくのだろう。

クロッカンシューザクザクのように、
新しいヒット商品を創り出そうとする企業は多いが、
実は食べ物屋としての基盤がなにより大事。
だから、きのとやのように、
確かな品質へのこだわりがなくてはいけないということ。

お菓子メーカーに限らず、
企業はさまざまな苦い経験と向かい合い、
しっかりした基盤をつくり上げてるからこそ選ばれるのだろう。

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「ザクザク」の看板が印象的な店舗

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外から見たらまるで工場

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おいしそうなシュークリームが陳列

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チラシもおしゃれ

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