「ファインスケール」…?このところ、私が語っている「ファインスピリッツ」を覚えているかたならピンときたのではないだろうか。
私は、独自に構想した15年周期のニューパラダイムシフトの中で、2020年より先を「ファインスピリッツの時代」と定義している。ニューパラダイムシフト、つまり、今まであった枠組みからの転換が起き、これまでのようなモノ・お金などの数値に表せるハード面を重視するのではなく、精神・ココロなどの数値化できないソフト面を重要視することが大事だということ。そして私は、このファインスピリッツの時代には、これまでの価値表現では表すことができなかった「ファインスケール」と呼ばれる新しい“ものさし”が必要になると考えている。
これまで、会社を測るものさしとは、売上、シェア、株価、ネットワーク、ブランドのメジャーさであった。これからのものさしである“ファインスケール”は、「多くの人たちの幸せに貢献しているか」「地球の未来も考えているか」などがポイントとなってくるだろう。また、今まで人を測るものさしであった、地位、財産、モノをたくさん持っているかどうかというのも、「人間性のレベル」「社会への貢献度」というファインスケールにシフトしていくはずである。
これらのファインスケールは、決してハードに落とし込むことができない。数値に表すことが難しいのだ。今後は、評価の基準、そして付き合う基準をソフト面重視のベクトルに向けて少しずつシフトしていかなくてはならない。
イエローハットの相談役、鍵山氏は今まで様々な大手企業と取引をしてきたそうなのだが、その規模と企業の存在価値とは、ほとんど関係ない。もしかしたら、規模の大きい企業の方が謙虚さに欠け、人々の幸せへの貢献意識はかなり低いのではとも…そして、これからはきっと、違うものさしが必要になってくるだろうということもおっしゃっていた。その「違うものさし」というのがまさに「ファインスケール」なのではないだろうか。
今後、ビジネスパーソンとして自社のベクトルをどちらに向けるのか、どんな取引先の選び方をするのか。これらが、ファインスケールにかなう会社づくりには欠かせない。
さて、あなたは果たして、邪念や打算、俗っぽさを捨ててビジネスを展開することができるだろうか?