新幹線は揺れないし静かで、ここもノマドワーカー中島の仕事場として最適…と思いきや、なぜか色々な音が耳に飛び込んできて、とにかくうるさい!
ひっかけてある傘(雨の日だったこともあるが…)が倒れたり、スーツケースがイスにぶつかったり、イスに備え付けてあるテーブルを乱暴に開いたりして、たくさんのノイズが発生しているのだ! 言うなれば“ノイズ天国”(地獄?)といったかんじ。
その光景を見ていると、改めて今の日本人の“文化度”の低さを身に染みて感じてしまう。
私が以前掃除で紹介した淀川の河川敷には、1平方メートルに20〜30本ものペットボトルや缶などのゴミが埋もれていた。四方八方ゴミだらけで実に掃除のしがいがあったのだが、冒頭の新幹線もこれと同じ状態と言えるのだ。
もちろん実際に目に見えるゴミが転がっているのではなく、目に見えない“ノイズ”というゴミが、あちこちに転がっているということ。
常々私がブツブツと言っているように、チェーン店のカフェやファミレス、居酒屋にも見えないゴミは多発している。
食器や灰皿、トレイを壊れにくくするために、プラスチックを採用。そのため、扱う際の音が大きく響き渡るのだ。店のスタッフがそれを落とそうものなら、それはそれは大きな音が店中に…。
経済優先型の社会で効率と便利さを追求していった結果、音に対する細やかさが欠如し、ノイズ天国は生まれてしまった。
目に見えないせいでノイズというゴミは、なかなか気づいてもらえず疎かにされているが、実際は昔よりかなり増えてきているのだ。
お店や電車の中だけでなく、屋外に一歩出れば車が走る音や工事の音、サイレンの音が次々に聞こえてくる。
もう少し人々の文化度が高ければ、企業だって効率や利便性ばかりを追求しないだろうし、生活者たちも便利なアイテムの使い方をもっと考えるだろう。
しかし、我先にという精神が誉めそやされる今の社会システムにより、社会全体から謙虚さが失われ、文化度の低下を招いてしまっているのだ。
ペットボトルや空き缶、タバコの吸い殻のような目に見えるゴミは、いくらでも拾うことができる。
「地球をきれいに」なんてコピーをよく見かけるが、目に見えないゴミが世の中にたくさん取り残されていることに、いつになったら気づくのだろうか?
もしかすると、経済優先型の社会がもたらした“目に見えないゴミ”は、店や街中だけでなく、人々の心の中にもたくさんあるのかもしれない。
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