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09/09
2013

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“先義後利”が選ばれる

以前にビジ達で紹介させていただいた“先義後利”。
今回、またそれを紹介したくなるエピソードと出会った。

先日、月刊CDのゲストにご登場いただいた、
株式会社フォーバル取締役会長・大久保秀夫氏とお話をさせていただいた。

27~8年前、当時大手ばかりが参入していた通信業界に風穴をあけ、
高額だった通信料を変えようと大久保氏は仲間とともに33億かけて、
ある通信機器を開発した。

それは、多くの生活者が低価格で電話をかけられるというメリットがある、
通信業界にとって画期的なものだった。

しかし、その通信機器の導入交渉をするため、
向かった最初の大手電話会社で、
50億円で全て買い取ると言われてしまう。

だが、これは生活者のためにつくったものであり、
ひとつの企業のためにつくったわけではない。

その大手企業のトップとの長時間ものやり取りの末、
一度は契約のサインをしてしまうのだが、
その後、すっきりしない気持ちがそこにあることに気づく。

そして再度交渉に望み、自分たちの開発の義を通すことに成功した。
なんと一度交わした契約書を白紙に戻すことができたのだ。

このように、目先の利益ではなく
本来の開発目的の生活者のことを考えた決断は、
まさに“先義後利”だといえる。

大久保氏は契約を白紙に戻した後は、
どこか清々しい気持ちになれたそうだ。

この経験から、大久保氏は会社の事業理念として、
1に、その事業が社会貢献できるもの、
2にまだ誰も始めていない事業であること、
最後に経済性であり市場性があること、とした。

これらの理念・考え方は、
大久保氏の会社で働く社員たちからの共感を呼んだ。
それを表すのが、離職率が高いといわれる情報通信業界においての、
フォーバルの離職率の低さ。

義を大切にする気持ちは社員たちに働く意義を見出し、
さらにはお客さまにも選ばれ続けるようになったのだ。

義を大切にすることは因果応報であり、
それは多くの仲間や協力者を得ることにもつながるのだ。
やはり、ビジネスにおいても選ばれるは“先義後利”!

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やはり選ばれるは先義後利!

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清々しい決断ができるか、否か。

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