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02/24
2014

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“魂を入れる”仕事道

ある著名人がテレビで紹介していた本、
『日本力』(松岡正剛/エバレット・ブラウン著)。
「日本の素晴らしさを再確認する」
ということをテーマに、
松岡氏と日本に25年以上住んでいるというエバレット氏が
対談形式で語っていく、という内容だ。

江戸時代のデザイン(ものづくり)文化は、
焼物屋や金属細工師など、
とても多様かつ多彩、そして多技。

そのレベルの高さは、
当時日本に来た海外の人たちを
圧倒させるほどのものだった。

ところが明治時代に入り徐々にグローバル化が進み、
大量生産・大量販売のために、
ものづくりの基準が生産側の
“つくりやすさ”に変化してしまった。
そのため独自のものづくり精神が、
少しずつ薄れていったのだという。

明治時代にものづくりの精神が
薄れていってしまったが、
今でも日本人の根底には
その精神が存在している。

そのよい例がケータイ電話だそうだ。
他人と差別化するために
ストラップなどを付けることは、
“もの”を自分好みにアレンジするということであり、
日本人ならではなのだという。

この本におけるお2人のやり取りには、
共鳴する部分がかなり多かったのだが、
今回着目したのは、
日本人は“魂を入れている”というところ。

私にもその価値観が深く根付いているようだ。
長年愛用している吉田カバンのバッグは、
なんと気づけば5代目。

自分なりに物の入れ方や、
使い方の工夫をした結果、
いつの間にか“魂を入れていた”のだろう。

これまで全国チェーンで展開する
ビジネスを問題視してきたが、
それは彼らが語るマスプロダクツであり、マスセールス。
効率を追い、利益を追求していくところに終始してしまう。
これでは、日本の本来の価値観が
失われてしまうのではないだろうか。

だから今こそビジネスにも
“魂を入れる”という、
日本人本来の精神を
取り戻すべきなのである。

私が提唱している“仕事道”。
まずはゼネラリストであり、
加えてスペシャルな技術やノウハウを持つ、
スペシャリストとしても通用する人づくり。
そして、血の通った組織づくり。

その仕事が社会に貢献することは当たり前、
ということを語ってきた。
そこに、今回注目した
“魂を入れたビジネス”をぜひ加えたいのだ。

“魂を入れたものづくりをする”。
これこそが、日本人本来の価値観に
立ち戻ることになり、
ひいてはグローバル化が進むビジネスにおいて
“差別化”となりえるのではないだろうか。

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今回注目した『日本力』

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わが家の植物たちにも“魂”を。

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カバンにも“魂”が!

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