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05/19
2014

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三尺三寸箸の理念

死してなお欲深い、
餓鬼たちがうごめく地獄。
大きなテーブルには、
豪勢な料理が並んでいる。
しかし、用意された箸の長さは
なんと三尺三寸(約1メートル)!

地獄の人々は皆、目の前の料理を
食べようと必死に箸を使うが、
そんなに長い箸で自分の口に
食べ物を運べるはずもなく…。

一方、天国でも同じく
テーブルに豪勢な料理が並び、
三尺三寸の箸が用意されていた。

ところが天国の人々は、
「あなたは唐揚げが好きでしたね」
「そういえばレンコンが好きでしたね」
と言いながら、三尺三寸の箸を使って
お互い料理を食べさせている。

一見地獄と状況は同じだが、
天国では相手を思いやることで
全員の口に料理が入ってくる。
つまり、いかに他の人のために
自分の箸を使えるかが問われるのだ。

この三尺三寸箸の理念は、
仏教の教えのひとつ
(柿安の“三尺三寸箸”という店名は、
 そこから来ているらしい)。
生活面はもちろん、ビジネスなど
あらゆる場面で応用することができる!

たとえば、私がαクラブ会員の
経営者たちと定期的に開催している、
αボスフォーラムという会議がある。

この会議には1チーム10人ほどの経営者が集まり、
1人がプレゼンターとして相談事を投げかけて、
他の9人がアドバイスするというものだ
(他にもいろいろとあるのだが、
 中心アジェンダはこれ)。

自分以外の経営者の悩みは、
自分のこれまでの悩みや
これからの悩みにオーバーラップするのだ。
だから、そこから自社の悩みを
解決するヒントを発見することができる。

つまり、相手のことを考え、
親身にアドバイスしたときに、
巡り巡って自分のところへも
リターンが来るということ。

また、会社を経営するうえで大切な、
CS(顧客満足)、ES(従業員満足)、
PS(協力会社満足)。

先ほどの例に当てはめると、
テーブルの向かい側には
お客さまや従業員、
そして、パートナーとして
協力してくれる人々が座っていると
考えると理解しやすいだろう。

利益を求めて我田引水になるのではなく、
まずは目の前にいるお客さまや従業員、
協力会社のことを考えて、
箸を使っておいしい料理を運ばないと
結果的に自分もおいしい料理を
味わうことはできないということ。

自分の利益だけを追求するのではなく、
周囲の人たちのことも考え、
思いやりの心を持つことこそが、
結果的に自分に返ってくる。

自分の在りよう次第で、
そこは天国にも地獄にも
なるのだから…!?
う~ん、三尺三寸箸の理念って、
とっても奥深い。

そうだ、今度からαボスフォーラムを
“三尺三寸会議”と呼ぼうかな!?


key (1)

αボスフォーラムの様子

key (2)

いかに自分事としてとらえられるか

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