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04/06
2015

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“アゲインストが決断”

ゴルフをやる方なら聞き覚えがあるだろう、
「アゲインスト」という単語。
実は、「~に逆らって」「~に反抗して」という意味の
英語の前置詞なのだ。

そこから向かい風の時に「アゲインスト」というように
なったらしい…な~んて豆知識はともかくとして、
最近私は“アゲインストが決断”なのだと実感している。

きっかけは、先日もご紹介したアウトドアの総合ブランド、
モンベルグループの創業者である
辰野勇会長にインタビューさせていただいたこと。

辰野会長は、「本当の決断とは、将来を見据えて
敢えて困難な道を選ぶことなんです」と語っていた。

なるほど、モンベルの歩みを知ってみれば、
下請けからの脱却、直営店の出店など、
多くの企業がチャレンジできない「決断」ばかり。

“選ばルール7”で私が挙げている「大胆で潔い」発想が、
今日のモンベルを作り上げたのだと深く納得した。

また、それを踏まえてこのところ注目の
企業を振り返ってみれば、まさに皆さん
“アゲインスト”な取り組みをしているではないか!

たとえば、産廃処理会社の石坂産業では、
石坂典子社長の「産廃業を称賛される業界にしたい」という
強い想いから、数々の“アゲインスト”な取り組みを行ってきた。
作業場を建屋で覆ったこと、
見学者を迎え入れたこと、
リサイクル率を徹底的に高めたこと…。
どれもが業界の常識を打ち破ることばかりだ。

また、不動産管理を行う大里綜合管理では、
「地域の課題を少しでも解決できる会社」という理念のもと、
数々の“お金にならない仕事”に取り組んでいる。
これも、常識に真っ向から逆らう
“アゲインスト”な取り組みと言えるだろう。

ここで挙げたのはほんの一部の企業だが、
世の中の選ばれる企業は常により困難な方を自ら選び、
努力し続けているのだ。

私の最近の口癖は、「上流に向かって泳ぐ」。
上流から下流に向かって泳ぐ
(というよりは流される?)のは簡単なこと。
それだけに、多くの人たちが安易に楽な方を選んでしまう。

しかし、上流に向かって泳ぐ=困難な方を選ぶなら、
大変だが、競争者=競合は少ない。
短期的には困難であるように見えても、
諦めずにチャレンジするならば、
アゲインストであればあるほど勝率は高まるのだ。

アゲインストな取り組みの成果が出るには時間がかかる。
経営者にはロングレンジの視点が必要になるというのは、
そういうことだ。

時には流れに逆らい、ロングレンジの視点から
会社の将来を見つめるということ。

つまり、“アゲインストこそが決断”なのだ!
辰野会長のお話から、改めてそう感じたのだった。

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辰野会長から学ぶ「決断」

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常識に捉われない取り組みはまさに“アゲインスト”!

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世から認められる企業には共通項がある

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