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はなまるア・ラ・カルト

03/11
2013

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なぜトイレ掃除なのか

磨けば磨くほど場は清まり、磨けば磨くほど人の心は豊かになる。
そんなトイレ掃除の実践は、生活においても、
またビジネスにおいても、多くの相乗効果を生む。

先日私は「岩国 掃除に学ぶ会」で
佐古利南(さこ・としなみ)氏のお話を聴いた。

教職に就いていた佐古氏は定年退職後、
日本を美しくする会の岩国地区で代表世話人を務め、
多くの学校で精力的に掃除に取り組んできた。

そんなトイレ掃除の報告の中でも、特に印象的だったのが
広島の公立高校の話だ。

その学校は当時、1年間に160人あまりの生徒が
中途退学していたという事実が…。

校内にはゴミが散乱、壁には落書き、
ドアは破壊され、グランドの草は生えっ放し。
生徒は隠れてタバコを吸う。
まさに風紀が乱れきった学校だったという。

そんな学校の一筋の光となったのが、掃除の力だった。

「場を清める」ことが、そこで生活する人にとって
何らかの好影響を与えると考えた当時の教頭先生が、
日本を美しくする会の協力を得て徹底的な環境整備に踏み出したのだ。

トイレ掃除、グラウンドの除草、ドアの修繕など。
徹底的な環境整備に取り組んだことで、さて、どういった効果が得られたのか。

結果(2~3年後?)、何かを達成することなど到底不可能だった生徒たちが、
体育祭を7年ぶりに催すことができ、集団演技まで成功させたのだ
(体育祭ができたくらいで…なんて思うかもしれないが、
この学校にとって、これほどの進歩はなかったという)。

場が清まったことで人の心も清まり、それによって得た成果だった。

この考え方は、まさにビジネスにも応用することができるだろう。

普通、ビジネスにおいて何かトラブルが起こった際は、
まずそのトラブルに対応し、次は起こらないようにと改善を図る。
しかし「なぜトラブルが起きたのか」について、
どれだけ根本に立ち返って考えられているだろうか。

起こった問題そのものと向き合うだけの
対症療法を繰り返したところで、根本を改善しなければ同じこと。
人を育てる環境を整えていくことこそが、
結果としてトラブルの解決につながると思うのだ。

さらに言うと、仕事環境や仕事を進める上での段取りを、
日常の“当たり前”としてルール化し徹底するといった
“前始末”を行うことが、トラブルの回避、また良い仕事につながる。

後始末ではなく“前始末”を徹底しながら、
根本であるの人や環境を改善する。
ビジネスも“場づくり”が大切だということだ。

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相談役からのありがたき訓え

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掃除の大切さを語る佐古利南氏

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多くの体験談に会場は釘づけ

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