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はなまるア・ラ・カルト

07/13
2015

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インバウンド時代の口コミマーケティング

2020年の東京オリンピックに向けて、
日本経済に大きな変化が訪れるといわれている。
それが、外国人観光客がもたらす経済効果“インバウンド”だ。

この言葉は、日経MJの『2015年上期ヒット商品番付』の
東の横綱にランキングされているほど、
今注目されているワードなのだ。
事実、外国人観光客は増加し、
この1年で1,300万人(前年比60%以上)が
日本を訪れたという。
この調子ならば、オリンピックを待たずして、
年間観光客数が2,000万人を超える日も近いだろう。

そんなインバウンドに焦点をあてたイベントが、
先日、私たちも関わる形で開催された。
イベントは、「宿研キズナサミット」と銘打ち、
私がパネルディスカッションのモデレーターを
務めさせていただいた。
そこでは、様々な企業の事例をあげながら、
インバウンド攻略の鍵を模索した。

来たるインバウンド時代に対して、
宿泊施設はどう対処すればその恩恵にあずかれるのか。
そのための対応をシミュレーションする場だった。

そして、その最善策としてあげられたのが「口コミ」。

壇上で議論の中心にいたのは、
庭のホテル東京の木下社長と、
旅行サイトの運営を手がける
トリップアドバイザーのマネージャーの方々。
彼らの持論には、「口コミ」という言葉が盛んに登場した。
しかし、その「口コミ」という概念は、
私がマーケッターとしてこれまで
使っていたものとは異なったものだった。

一昔前の口コミとは、個人が個人にであったり、
個人が数人にという伝わり方。
それが数珠繋ぎのように広がっていくことだった。
ところが、今の時代の口コミは、
インターネットによる口コミであり、
集約的で連続的な口コミを実現してくれるのだ。
例えば、トリップアドバイザーの
投稿型サイトのようにITやSNSを通じて、
世界中の人に同時に発信することなのだ。

特に、トリップアドバイザーの旅行サイトは、
28言語で展開しており、外国人観光客が検索しやすいことから、
爆発的な支持を得ている。
さらに、スマートフォンの普及により、
手軽さが倍増したことの影響も大きい。

外国人がトリップアドバイザーから得た情報が、
また別のサイトを通じて別の人へと発信される。
しかも、それが28言語に対応できれば、
地球上のさらに多くの人々へ発信することができる。
となれば、口コミの効果は絶大。
この情報伝達の力が来たるオリンピックの
インバウンドを底上げするのは間違いない。
そして、彼らの評判がまた次のリピーターを生むことにもなる。

社会環境や技術の進歩によって、
意味や形が変わったにせよ、
広告戦略よりも信頼感のある口コミであり、
インターネットを介したマーケティングこそ、
インバウンド時代を生き抜くために必要な戦略なのだろう。


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宿研キズナサミット

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インバウンドについて熱く討論

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宿泊施設経営に携わる方々に真剣な眼差し

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