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02/15
2016

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あなたは“形式知”派それとも“暗黙知”派

目的その①
「町の子どもたちが農山漁村で民泊する体験を
通して、この町の良さを再発見するとともに
食料生産を支える一次産業の大切さとその価値を
再認識する機会とする」


目的その②
「共同生活を通して思いやりの心や豊かな人間性と、
社会規範意識を育む」


これは北海道のある小さな町の小学生民泊体験学習
についての計画書に書かれていた目的の文章。
(先日の十勝訪問で、ある町のフォーラムに参加して
来たのだ)
6年生だとしても、小学生が民泊体験だけで
一次産業の大切さとその価値を理解することは
難しいだろう。
だって世の中の産業構造もわかっていないし、
他の地域も見ていないで、
この仕事が大切と思うことは難しいはず。


“豊かな人間性”などもそんな体験だけで育めることは
まずないだろう。
社会規範意識だって…

いやいや、この計画書をけなしたいわけもないし
子どもたちの体験に難癖をつけたいわけでもない。
もっと素直に、そしてリアルな目的内容にして欲しい
と思っただけ。
この農家や漁師の家での仕事の手伝いや
宿泊体験は、これらの形式的目的では表せない
さまざまなものを得られる機会になると思うからだ。

自分の家と違う家を訪れるだけでも、それぞれの家の
特徴があり、流儀の違いを知ることになる。
またイヌやネコを含めた家族の構成の違いも
子どもの目には大きな違いとして受けとめるだろう。
もちろん、働くことであり仕事への取り組み方も
それぞれだし、同じ農業でも畑作と
畜産の違いだけでも生活スタイルはかなり違うからだ。


食事をしながらの訪問先の家族との
コミュニケーションだけでも思ってもみない町の情報が
沢山入ってくることだろう。
実は大人たちが期待する“この町の良さを再発見”
できなくとも、これまで知らなかったいろいろなこと
を知る機会となるのだ。

もう一度繰り返すが“一次産業の大切さとその価値”の
再認識や“社会規範意識”を育むことはできなくとも、
子どもたちは多くの大切なことを得ることは出来る。
大人の都合としての“形式知”ではなく
その後に役立つ多くの“暗黙知”をそれぞれに
受け止めることが出来るということ。

例の自転車に乗る技術でよく取り沙汰される“暗黙知”だ。
私はこの“暗黙知”こそが人が人たる所以…なんて
思っているのだ。

個人的には自分の周りの人の捉え方も
いろいろな出来事の捉え方も
多くを“暗黙知”的にインプットし、記憶している。
(…しているはず!?)

すなわち多くの人が“形式知”として記憶している方が
ずーーっと少ないと思えるのだ。
(私だけが特にってこともないと思うが…)

話しは戻して、子どもたちの民泊体験は
机上の勉強(“形式知”がほとんど)ばかりよりは
ずーーっと意味のある勉強だし
その後の人生に大きく貢献することは間違いないだろう。

私たちのビジネスだって、多くの人が“形式知”に
落とし込み、
より共有化を…、そして効率化を…と考え
チャレンジしているが、その“形式知”化が
実は応用の効かない“人間らしくない人”を
つくってしまっているかもしれないのだ。

ちょっとややこしい話になってしまったが…
私は、そもそも“暗黙知”派なのだ。(はははっ…)


ところで、あなたは、どっち派!?

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