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05/16
2016

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常套手段に乗ってみる

それは2013年の『海賊とよばれた男』からだった。鍵
山相談役も推薦する出光佐三氏の物語はとにかく面白
く、あのスピンとかいう栞(しおり)紐を引くたびに興奮
して読みふけった記憶が…。

そして、期待しながら購入した2014年の『村上海賊の娘』。
しっかり上下巻は買ったのだが、残念ながら下巻の半分ほど
で頓挫してしまった。

2015年は、例の上橋菜穂子著の『鹿の王』…と来ると、もう
おわかりだと思うが、例の「本屋大賞」の話。この『鹿の王』
も面白く、思わず上橋氏のファンタジ―の世界に入り込み、
「守り人」シリーズへと読み流れて行ってしまったほど。

そして2016年は…と、新宿の紀野國屋書店に期待を持って出掛
けてみると、大賞を受賞した宮下奈都(みやした・なつ)著の
『羊と鋼の森』はもちろんずら~っと並んでいるのだが…、
驚いたのが、2位3位4位5位とショーカード付きで“しっかりた
っぷり”平積みされているのだ。

さすがである。書店員が選ぶいちばん!売りたい本~というキ
ャッチフレーズの通りで、しっかり売ろうとしている。(まんま
と罠にハメられているのでは!?)

こんなに並べられると、つい2位の本の内容を気にしてしまう。
大賞と2位とはどのくらいの差だったのだろう。もしかしたら、
ほんの少しの差で、自分にとっては2位の方が好きな本だったり
して…なんて思ってしまい、2位の本を手に取りページをめくり
始めてしまうのだ…(はっはっはっ、そうはイカの何とか…)

ご存知のようにこの業界では「芥川賞」があり「直木賞」があり、
そして書店員が選ぶ「本屋大賞」となった。まるで…「皐月賞」
「菊花賞」、古馬の「天皇賞」があり、そしてファンが選ぶ「有
馬記念」というのとそっくり。結果、今では「有馬記念」の方が
多くの人たちから注目されている。

まぁ~なるべくしてなった出版業界の常套手段ということ。すな
わちこの本屋大賞は、本への興味が薄らいだ時代の出版関係者か
らの販促に向けたプレゼンテーションということ。それはそれで
理解してあげようではないか。

ところで今年の大賞の『羊と鋼の森』が面白いかどうかを聞きた
いはず。 いま8割がた、読んだところだけど…。うん、まぁ面白いよ。
これまでの海賊ともファンタジーとも遠い、静かに面白いって感じ。

えっ、2位の本は買ったのかって?

あ~まぁ~、実はその常套手段にしっかり乗っかり、2位の『君の膵臓
をたべたい』、3位の『世界の果てのこどもたち』も買ってしまったのだ。

それにしても、君の膵臓をたべたい…はどんな内容なのか、ちょっとだけ
怖くて楽しみ!

それにしてもここ数年、読書家に転身した気分。(これまでは読むイトマ
がなかったからねぇ~)

これにより、もしかしたら少しずつ少しずつ文章表現がうまくなっている
かも…


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宮下奈都氏『羊と鋼の森』

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「本屋大賞」受賞作品がズラリ

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