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09/20
2016

moba

“事業承継”物語

まずは、「チャレンジデー」という親子の物語から…

この会社は、社長である父親が
つくり上げて来たと言ってもいいだろう。
その社長は、息子のその企画に対して、
ず~っと反対していた。
(その反対の理由はわからないが…)

ただ、この企画に対しては、
社長の側近たちも“やってみる価値はあるのでは!”という意見。
ということで「チャレンジデー」という企画を実施することになった。

日々のテレビショッピングでも、多くのレスポンスを取れるのは、
この会社の顔でもある社長。
ということは、この大イベント「チャレンジデー」をテレビでPRするのは、
当然父親である社長の役割ということになる。

当日、息子はテレビカメラの後方で、
この企画に反対だった親父が
お茶の間に向けどんなプレゼンテーションであり、
PRをしてくれるのか固唾を呑んで見守っていた。

いつも通りにテレビカメラの前に立った社長は、
いつも通りに語り始めようとしていた。
「みなさん聞いてください。今回は初の試みの大チャンス…」
話し始めると、いつも以上に
あの独得の裏返ったような高い声を張り上げ、
興奮気味にプレゼンしていたのだ。

その姿を見ていた息子は、
次第に込み上げて来る興奮を抑え切れず、
目には涙が溢れてきたという。

 
          ▪


今回は、短編の物語を紹介したわけだが、
短い中にも、親子の葛藤があり、
読んでいる側にもその熱が伝わって来たはず。
いいフィクションと思った人も多かっただろう。
はっはっはっ、これは実話なのだ。

テレビショッピングで…あの独得の裏返ったような…で、
もう理解してる人も多いとは思うが…

少し前に、現社長の息子さんの話を聴き、
そして約1週間後、引退した前社長の講演も聴かせてもらった。
そして、この「チャレンジデー」の話も
両方の立場から伺うことができたのだ。

とにかく、親子の事業承継であったとしても、
承継のタイミング含め難しいところはたくさんある。
親子の関係では、通常の社長と部下という関係には、
なかなかなれないのが実際。
そんな中にあって、さまざまなビジネスの場面で葛藤があり、
ある瞬間息子のその手腕を認めるときがやってくるのだ。

その時…父親は心の中で引退を決め、
後はタイミングだけをうかがっている状態となる。
まさに、その関係を象徴するような会社であり、
その場面に遭遇したのかもしれない。

冒頭の物語では、社長と部下ではなく
“親子”が出てしまった瞬間だったといえるだろう。
ちなみに、「チャレンジデー」は大成功となったわけだが、
親はやっぱり我が子を“依怙贔屓”してしまう動物なのだ!
それにしてもすばらしい親子関係だった。
(多くの葛藤はあったようだが…)

話は変わるが、そろそろ作家中島も小説にチャレンジする頃!?

moba

チャレンジデーの裏側にはある物語が…

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