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10/21
2013

book (1)

『晏子』宮城谷昌光・著

ついに400ページ・4巻を読破したぞ~。
ということで、以前告知した通り、『晏子』の話、第2弾。

おさらいになるが、『晏子』とは、
宮城谷昌光著の中国史小説 春秋時代(紀元前500年~600年)の
斉(せい)を支えた、父・晏弱(あんじゃく)と
その息子・晏嬰(あんえい)を描いたものである。

その中でも非常に印象的な「晏嬰と梁丘拠(りょうきゅうきょ)の
“和”と“同”の違い」をご紹介しよう。

君主である景公と臣下である晏嬰とのやり取りでのこと。
「梁丘拠だけが、わしと和するなぁ」。と満足げに話した君主に対して、
晏嬰はこう言い放った。
「梁丘拠は“同”ずるのであって、“和”するとは申せません」。

その理由に“和”は、君主がよいといったことでも
不備があれば臣下は進言し、君主の聴許を完全なものにする。
そして、君主がならぬといったことでも、
よい点があれば、臣下は進言し、君主の不可を可にかえる。
そうすることで政治が整うのだ、と。
それに対して、梁丘拠は君主に言われるがままに
しているだけの“同”でしかないのだと。

このように酷評された梁丘拠は、当然、晏嬰に対抗し、
へこませてやろうと思っていた。
しかし、梁丘拠が晏嬰の鼻を明かすことは永遠にできなかった。

善であり、道理を優先とすることから、
時には人の痛いところをつくような発言をする晏嬰は、
はじめは周りから煙たがられたこともあるだろう。
しかし、最終的には客観的で正しい判断をする晏嬰が、
多くの臣下や庶民からも認められたのは間違いない。

そして物語の終盤の梁丘拠と晏嬰とのやり取りも印象深い。

「死ぬまであなたには勝てそうにない…」。
そういった梁丘拠に対し晏子はこういった。

「やり続ける者は成功し、
歩き続ける者は目的地に到着するといいます。
私は人と変わったところはないが、
やり始めたことは投げ出さず、
歩き続けて休まなかった者です。
あなたが私に勝てないというのであれば、
それだけのことです」。と。

やり始めたことは投げ出さず、
歩き続けて…お~、まさに鍵山相談役(イエローハット創業者)が
よく口にする言葉であり、掃除でも実践してきたこと。
そして、例の言葉「益はなくとも、意味はある」。
この『晏子』で宮城谷氏が伝えたかった意味のある価値観。
鍵山相談役はこのキーワードは、時代を超えて意味のあるものだという。

この『晏子』の中では、斉の国だけでも4人の君主が登場し、
そこに仕える臣下は数え切れないほど出現してくる。
そして、お互いに対抗意識を燃やし、
危機感から常につぶし合いをすることになるのだ。

もしかしたら、この時代にあっても、
私たちは似たようなつぶし合いをしているのかもしれない。

ここは『晏子』に倣って、善に対しての徹底力を!
すなわち、「仁・義・礼・智・信」を日々の社会生活において、
実践すべきことなのかもしれない。

これはまだまだ学びがありそうだから、もう1度読まなくては!
400ページ×4巻…なかなか読むのは大変だけどね~。

book (1)

ついに4巻読破~!

book (2)

目上の人に対しても正義を貫く

book (3)

晏子には時代を超えて学びがある!

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