これからの選ばれるビジネス!

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目からウロコのおすすめ本

11/26
2012

book2

『企業倫理とは何か 石田梅岩に学ぶCSRの精神』 平田雅彦著

「実(まこと)に子孫を愛せば、
道を学びて栄うることを致すべし」

本当に孫、ひ孫の代まで愛すのであれば、
必ず「商人道」を学んで栄えていくことが大切。
富を築くためには、
正しい道を歩むことが重要である。

そう語っているのは、ビジ達を毎週欠かさず
愛読してくれている方ならご存知、
「石門心学」の石田梅岩だ。

まさにこの言葉は、現代に必要とされている
サスティナビリティ(持続可能性)の精神と言える。
こんなことを約300年も前から語って
いたなんて流石だ…。

この何年たっても色あせない、
石田梅岩イズムともいうべき
価値観を広めようと、現在も多くの方が
書籍を出している。
平田雅彦著のこの本もそのうちの一冊だ。

書籍名にあるCSR(corporate social responsibility)とは、企業の社会的責任のこと。

このところ、企業による様々な
不祥事が明るみになり、
社会的責任を問う声が高まっているために注目されはじめた言葉である。
(もう20年くらい経つだろうか…)

他にもコンプライアンスや
ステークホルダーといった言葉も浸透し、
まさに日本のビジネスは色々な方面で欧米化が進んできたといえる。

しかし、著者である平田氏は、
欧米流の経営を学ぶより、
日本独自の「商人道」を見直すべきではないか。
約300年前に石田梅岩が発信した「心学」にこそ
CSRの原型があるのだ、と説いているのだ。(大賛成!)

実際、アダム・スミスの「国富論」より37年も前に
石田梅岩は「富の主は天下の人々なり」と
語っている。

「庶民に本当に喜んでもらう正しい労働(商売)でなければ、国の富には繋がらない」。
そんなことを欧米よりも何十年も先に語っているのだから驚きだ。

平田氏は、もともと日本には、
日本ならではの大切な価値観があり、
今こそ特有の価値観を再確認し、新たな時代に対応すべきだと書いている。
そう、今こそこの考え方を活かすべき時なのだ。

…それにしても、石田梅岩を語る人は、皆だんだん高齢になってきた。
今回の本の著者、平田雅彦氏は82歳。
『都鄙問答 経営の道と心』を著した
由井常彦氏も81歳。
そして、「心学修正舎」の理事である後藤三寓氏も72歳。

私のような若い(?)人間が、
欧米からではなく石田梅岩に学んだ
日本独自の貴重な価値観を様々な
角度から広めていくことは、
今後の日本にとって大切なことかもしれない。

そんなことを思いながら、
この本を是非皆様におすすめしたい。

(来春に出版予定の私の
書籍第3弾も是非読んでね~)

book2

今だから読むべき一冊!

book1

由井常彦著「都鄙問答」

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