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目からウロコのおすすめ本

05/18
2015

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『魂の商人 石田梅岩が語ったこと』山岡正義・著

石田梅岩の思想を、
現代のビジネスに活かすことを目標に、
月に1回開催している「石門心学・実践講座」。

開始から、ついに丸2年が経過!
そんな矢先、石門心学のメンバーが
昨年出版されたこの本を紹介してくれた
(竹花さん、ありがとう!)。

著者である山岡正義氏は、
なんと「人を生かす経営・人が生きる経営」を
モットーとして、経営コンサルティング活動をされている方!
気になるこの本の内容は…?

ビジ達を愛読してくれている方なら
ご存知であろう、石田梅岩。

江戸時代の思想家である
梅岩が活躍したのは、
元禄時代から享保時代にかけてのことで、
いまから約300年前になる。

当時の様子としては、
商人の勢力が台頭し、
活気のある時代であったようだが、
それも崩壊を迎え、多方面で問題が出始めた頃だったようだ
(近年でいうと、まるでバブル時代のような感じ?)。

そんな時代背景もあり、
商人たちは自分たちのことばかりを考えて、
お金にものをいわせていた。

しかし梅岩は、著書『都鄙問答(とひもんどう)』の中で
「実(まこと)の商人は先も立ち、我も立つことを思うなり」
という言葉を残している。

この言葉は、本来商人は自分の儲けだけでなく、
買い手のことも考えて商売しなければならないという意味。

驚くことに梅岩はこの頃、
当時の価値観とはかけ離れた、
倫理観に溢れる商人としての心得を説いていたのだ。

本書ではこういった内容が展開されているのだが、
私が一番共鳴したのは
「日本よ、いまこそ“梅岩”に帰れ!」
というエピローグ!

この書籍に出会う前から、
梅岩の教えをいろいろと発信していたが、
今後の日本に必要なのは
まさに梅岩の価値観だと語っていた。

なぜならこの教えはまさしく、
ビジネスだけではなく、
生き方の規範としても反映できることだからだ。

書籍の中で述べられていることだが、
実はアメリカ独立時に活躍した
ベンジャミン・フランクリンや、
『国富論』で有名なイギリス(スコットランド)の
経済学者であるアダム・スミスより
約30年も前に、梅岩は経済と倫理観について語っているのだ
(さすが石田梅岩!)。

梅岩の教えは日本独自のものではなく、
仕事と人の生き方の関係であり、哲理・哲学だ。
すなわち、“不易”な教えだったということだろう。

さまざまな中小企業を応援してきた
山岡氏だからこそ、
梅岩の価値観と現代を照らし合わせて、
この本を執筆されたのだろうか。

正直、勤勉、倹約を大切にするべきだと説いた梅岩。
今を生きるどんな人にも
大切にしてほしい価値観なので、
ぜひぜひ読んでいただきたい1冊だ!

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今を生きる皆さんにチェックしてほしい1冊!

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