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目からウロコのおすすめ本

11/28
2016

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『東川スタイル』

「このまちの“ふつう”は、ふつうではない。」
「未来はすでにどこかの地で萌芽しています。」
編著・玉村雅敏氏と小島敏明氏、
著・吉田真緒氏の『東川スタイル』。

その本には、こんなことが書かれていた。
ふつうがふつうではないとはどういうことだろう?

北海道十勝出身の私は、
東川町が旭川の近くにあることはぼんやりと知っていた。
そしてこの本に行き着いたのも、
私が推し進めているMemuroワインヴァレー構想の
仲間から紹介されたから。
(延與さん、ありがとう(^○^))

ワインヴァレー構想では、
ぶどうを植えてワイン醸造施設を造ることをはじめ、
地域住民と企業、役所が一体となって
まちづくりをしていくことを考えてきた。

そしてこの本で取り上げられた東川町は、
素晴らしいまちづくりを展開している地域だったのだ。

全国の市町村で人口減少が深刻な問題となるなか、
東川町はここ20年で人口が14%増となっている。
そこには小さいながらも、
ファーマーズカフェやセレクトショップ、
自家焙煎した豆を使うコーヒー店、手作りパン屋さんなど、
おしゃれな店が町に点在しているそうだ。

そして、フードライターになったデザイナーや、
あえてこの地を選んだイギリス人、
たまたま引っ越したら住み心地がよくて
定住した人などなど…いろんな人が住んでいる。
働き方も住み方も多様な人々が集まっているのだ。

どの店も住まいも美しく、
本には写真集のように紹介されていた。
(残念ながら私はまだ訪れていないのだが…)
そう、きっかけはその「写真」なのだという。

東川町がおしゃれで人の集まる町になった理由の一つが、
1985年に「写真の町」を宣言したこと。
町のどこを切り取っても美しく見えるよう、
あらゆる自然や施設、住まいを考え、整えたという。

もともと大雪山への入り口だったので、
美しい自然とおいしい水は確保されていたわけだ。
そんな美しい景観を目の当たりにした人々は
思わず写真を撮ってしまうという筋書き。
もちろん「写真の町」として
定期的にさまざまな写真イベントを開催している。

これだけでも「ふつうではない」東川町が伝わったと思うが、
実はこのまちづくりに役所がしっかり参画して、
いろいろなチャレンジを実践しているという。
ここの役所の人々には公務員らしさは感じられず、
なんと営業までする人もいるというから驚きだ。

日本中の市町村の中で最先端をゆく東川町は、
民間だけでなく役所やあらゆる団体が
「東川スタイル」を一緒につくりあげているということ。

この事例は北海道芽室町のまちづくりの参考となるし、
私も意識して構想を進めていかなければならないと感じた。
今や東川町だけではなく、ほかの市町村も
こういった動きを始めている時代だ。
地方のまちづくりに欠かせない考え方が、
ここにあるように思えてならない。

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編著・玉村雅敏氏と小島敏明氏、 著・吉田真緒氏の『東川スタイル』

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芽室町のまちづくりの参考にもなった

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芽室町のワインヴァレー構想も進化し続けているのだ

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