これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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03/03
2014

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どぜう屋の徳

1853年、黒船来航!
日本はついに開国した。
しかし、急に鎖国を解いたこともあり、
輸出超過で物資は不足してしまった。

江戸の物価はますます高騰!
米の値段も上がる一方!

食べるものもままならず、
町ではとりわけ貧乏な庶民からなる
「貧窮組」という集団が誕生した。

蜂起した彼らは物資を略奪し、
それがエスカレートすると
店ごと潰されてしまうことも…。

そんな最中、
江戸の浅草・駒形にあるどぜう屋の
3代目主人・助七(すけしち)は、
店の表にありったけの米俵を積み上げ、
その上に乗って叫んだ。

「てめぇら、米はあるだけくれてやる!
 こんなところにたむろされちゃ、
 道っぷさがりだ!
 駒形堂で炊き出しでもしろい!」

助七は貧窮組にありったけの
米俵をくれてやり、
さらに炊き出しの手伝いも
してやったという
(たくあんのおまけもつけた
 というから太っ腹だよねぇ~)。

その後、助七の店は
「豪儀な店もあったもんだ」
「あの店は飯の盛りがすごい」
とたちまち評判に!
瞬く間に町中の人々から
愛される店となった。

実は、この話のモデル(実話?)
になっているのは、
何度かビジ達でもご紹介している
老舗どじょう料理店「駒形どぜう」。

助七のエピソードからは160年ほどが経ち、
時代が変わり、経済中心の考え方に
なってしまった日本だが、
土壇場でものを言うのはやはり
“先義後利”の考え方。

直接的に利益にはつながらなくても、
仁や義こそが人間関係につながり、
結果的に徳を生む。

仁は、自分が嫌なことは
他人にもしないという価値観であり、
相手を思いやるということ。
義は、人としてあるべき道理のこと。

すなわち、仁や義が
これからの社会においても
非常に大切な価値観だということだ。

駒形どぜうが200年以上
続いている理由は、
まさに“先義後利”を
徹底しているからだろう。

いつの時代も、継続のヒントは
人としての“道”であり、
それはビジネスにおいても
鍵になるってこと!

お、ここにも“仕事道”の考え方が…。

sgt

創業は1801年!

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6代目のご主人

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「どぜう屋助七」(河治和香・著)

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