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04/27
2015

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“辰野勇流”仕事道

「僕は怖がりなので、決断し、チャレンジするんです」

そう話すのは、株式会社モンベルの創業者であり
代表取締役会長である辰野勇(たつの・いさむ)氏。
今や日本を代表するアウトドア用品の
メーカーであるモンベルは、今年で40周年を迎える。

先日、そんな辰野氏とお話しする機会があり、
そこで様々な話を聞く中で、
“辰野勇流”の仕事道が見えてきた。

冒頭に紹介したように、
辰野氏は、自分が怖がりだからこそ、
早め早めに決断し、数々のチャレンジをしてきたという。

常に物事を多方面から考え、
ロングレンジな視点をもって
あえて困難な道を選んできたそうだ
(とはいえ、あのアイガー北壁を登頂した辰野氏が
“怖がり”だなんてにわかに信じがたいが…)。

だからこの40年、
数々の大きな“決断”もしてきたのだという。
その決断の特徴は
「あえて困難な道を選び、チャレンジすること」。

自分が目指すところに到達するためには、
ここで覚悟してあえて困難な道を選ばなくてはならないということ。
それが、自社の存在理由にもつながるのだ。

例えば、かつてとあるアメリカの
アウトドアスポーツメーカーと提携していたときのこと。

提携先の商品によって売り上げも伸びていたが、
辰野氏は「自分たちが欲しいと思うものをつくり、提供する」
という創業時のポリシーに反すると考えるようになったという。

そこで、かなりの売り上げを失うことを覚悟した上で、
あえて提携を解消。
結果、自分たちが納得する
商品の開発に専念することができたのだ。

またこんな話も…。モンベルはある時期までは
メーカーであり問屋として各小売店に卸していて、
直販を行っていなかった。
しかし、ある機会を得たことで、
自社のブランディングのためにも
直販を始める決断をしたという。

それも、第一店舗目はモンベルの商品を
多く扱ってくれている取引先の隣だったという
(結果、現在の全国展開につながるわけだが…)。

これらの決断は、売り上げや
それまでのお客様が離れてしまうというリスクを抱えている。
しかし、この決断とチャレンジがなければ、
現在のモンベルはなかったのだ。
さらには、この決断が企業としての
“存在理由”をより明確にしたと言えるだろう。

このように、経営者は、数々の困難に直面する中で、
会社の将来に大きく関わる決断を迫られる。
そんな時、たとえ一時的に利益を失うことになったとしても、
ロングレンジな視点で考えることで、大きな分岐点の決断となるのだ。

また、これら以外にも、辰野氏は様々な大きな決断をしてきたという。
そのどれもが現在のモンベルを支える重要なものばかりだ。
このように、決断&チャレンジを通じて会社の
“存在理由”を確固たるものにしていくことこそ、
“辰野勇流”仕事道なのだろう
(これは私達経営者もこうありたいと思える仕事道だとも言える)。

そんな辰野氏はInterFM『BUSINESS LAB.』にも登場!
辰野勇流仕事道をもっと知りたい方は5月3日、10日の放送をお楽しみに!

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“怖がり”だからこその決断!

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“存在理由”が選ばれる理由に!

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