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10/14
2014

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里山生活は、LOHAS!?

Lifestyles of Health and Sustainability。
通称LOHAS(ロハス)。
ご存知の通り「健全で健康でいて持続可能なライフスタイル」という意味だ。

LOHASという言葉はここ近年注目を集めた考え方のようだが、
これは私が注目する「里山生活」とよく似た共通点がある
(もしかしたらイコールとしてもいいかも…)。

50数年前、私は北海道の日高山脈の麓にある農家で育ち、
小学校2~3年生まで文字通り里山生活を送っていたのだ。

冬が間近に迫ると、
男性陣はみんなで山に入って木を切りだす仕事が待っていた。
それらの木々は冬の間の暖房であり、燃料として活用された。
もちろん、私たち子どもも薪割りの仕事を任された。

一方女性陣は、
畑で採れた大根やかぶらなどを
漬物にする仕事を任されていた。
そういえば、味噌も自前だった。
そしてみんなでそれを食べてひと冬を越すのだ。

また、春になると山菜やウドやワラビ、アイヌネギなどもあり
自然に寄り添った生活を送ることができた
(コクワや桑の実など子どもたちのおやつも山からもらっていた)。

そんな里山生活のポイントは物々交換だ。
トウキビや大豆といった食品の原料を街に持っていくと、
それぞれポップコーンや豆腐に代えてくれた
(もちろん、こちらが手間賃分多目に渡すのだが)。

つまり、ほとんど現金がいらなかったのだ!
仮にお金を使うにしても、
米や少量の肉、魚を買う時くらいに限られていた
(今の日本では考えられないが)。
こうした自然に寄り添った里山生活は
古き日本の生活に限ったことではない。

5~6年前に経営者ツアーでスウェーデンに行った時に訪れた
“エコビレッジ”では、まさに里山生活に近い日々を送っていたのだ。

そこには50戸ほどの集合住宅があった。
そして物々交換が日常的に行われており、
そこの住人しか立ち入れない物々交換物置を通じて
互いにリユースし合っていた(食品以外のものだが…)。

そして極めつけは、50戸を対象としたペレットボイラーだ。
これは、間伐材などの不要な木材や製材品を細かくして圧縮し、
粒状にしたものを燃料として酸素などと一緒に燃やすボイラー。
通常の薪より熱効率が良く、化石燃料に頼らないで、
暖房や給油をまかなえるのが特徴だ。

これからの生活はこのペレットボイラーのように自然に優しく、
環境破壊の少ないエネルギーを活用した
暮らしができることが重要になってくる。

結果的に自然環境を掃除できる仕組みだ。
里山生活に現代の最先端技術(ペレットボイラー)など
が加わることがまさにLOHASにつながるのだろう。

そうすることで自然と、海や川に魚が帰ってきたり、
本来あるべきところに自然が戻る。

その相乗効果で、健全で健康でいて持続可能な
ライフスタイルが確立できるのだ。

つまり、里山生活をつきつめることで、
LOHASができるのだ。

sny

藻谷浩介氏(著)「里山資本主義」

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