これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

07/27
2015

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葉っぱビジネスの地域貢献

“葉っぱビジネス”をご存知だろうか?
これは日本料理の彩りを担う“つまもの”を扱う農業のことで、
葉以外にも花や山菜の栽培から販売までを手がけている。

そんな葉っぱビジネスで大成功を収めたのが、
徳島県の山奥にある上勝町だ。

限界集落寸前とも言われていたこの町は、
株式会社いろどりの代表取締役・横石知二氏が尽力し、
「葉っぱをお札に変える魔法の町」として
日本中で有名になった。

1980年代から有名な料亭や旅館に
ツマとして葉っぱを販売し始め、
既に30年ほど経っただろうか。

現在の売上は2億円を超えているというから、
大きなビジネスになっていることがわかる。
横石氏は日本版News Weekにて、
世界を変える社会起業家100人にも選ばれているのだ。

葉っぱビジネスによって得られた効果は
地域にとって非常に大きいものだった。
地域住民の稼ぎが増えることで税金収入も上がり、
高齢者が元気に働く姿が見られるようになったのだ。

そして、健康な高齢者が増えたことで
医療費の削減にもつながり、
老人ホームなどの高齢者対策を縮小することもできたのだという。

限界集落とまで言われていた上勝町は
人口減少から脱出し、
ビジネスに共感した若者がUターンや
Iターンのために続々と集まっているようだ。

横石氏は「パリの一流料理店でツマが使われれば、
生産者の意欲も湧くだろう」と、
現在葉っぱビジネスを世界へ広げようとしている。

和食が世界遺産になったこともあり、
今後は世界への需要が見込まれるのだという。
葉っぱビジネスをさらに充実させるチャンスが到来したのだ。

似たような地域貢献型の企業といえば、
「産直市場グリーンファーム」が挙げられるだろう。
創業者であり会長の小林史麿(ふみまろ)氏は
地域の生産者と協力したビジネスを行っており、
年間の売上はなんと10億を超えている。

生産者は年収1500万円以上と言われる80歳の方を筆頭に
3000人近くがいるが、
平均年齢は60歳を超えているそうだ。
そのような生産者のほとんどに言えるのは、
やりがいを持って生き生きと仕事をしているということ。

人から期待され、多くの人たちが
市場に買いに来てくれる姿を見ると、
またいいものをつくろうという思いになるという。

ある生産者の場合、子供が継がなかった農業を
孫が継ぎたい! と言い出したとか…。
働く祖父母の姿に感銘を受けたということだろう。

これらのエピソードを聞くと、
里山ビジネスが金銭的な“利益”以外のものも
生み出すことを改めて実感できる!

里山ビジネスには、多くの相乗効果を期待することができる。
高齢者の活性化、医療費の削減、税金の増収も叶うのだ。
里山ビジネスによる地域貢献はこれだけに留まらず、
さらに広い可能性が見えてくるだろう。

地域の活性化は巡り巡って都心の活性化にも繋がり、
日本全国を巻き込んだ“善い循環”を生み出すのだ。
小さな里山といえど、
そこには大きなパワーが潜んでいるのである!

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美しいつまものになる

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日本料理には欠かせない存在

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