時代の流れを定点観測 時流観測所

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飲む海水

福岡市の飲料水

海水を真水にする高い技術

飲むとますます喉が乾き、飲料には適さないとされている海水。ところが福岡市では『飲む海水』を販売している。
これは海水から塩分や不純物を取り除いた真水で、福岡市役所で販売されている。中身は、日本一の規模を誇る福岡市内の海水淡水化施設で処理されたものだ。この施設の真水回収率は世界最高水準のため、世界中から見学者が訪れるという。福岡市にこれほどの施設がある理由は、周辺に一級河川がないこと。海水の淡水化はコストが高いため、普段は河川の水と混ぜて地域へ提供しているそうだが、この技術はさまざまな状況、地域で活用されるだろう。ひっそりと販売されるおみやげ品だが、その背景には高度な技術が隠れていた。
【参考URL】http://www.asahi.com/articles/ASJDL7RTXJDLTIPE03B.html?iref=comtop_list_lif_n01

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One Web

どこでもつながるインターネット

人工衛星の電波を使用

ソフトバンクがベンチャー企業『One Web』へ10億米ドルもの出資をすると発表したことで、この企業に注文が集まっている。
One Webとは、人工衛星から電波を使ってインターネットを提供することを目指しているアメリカの企業だ。現在のインターネットは回線を引く必要があり、インフラ設備の整っていない発展途上国では普及しにくかった。ところが人工衛星を使用することで高山の頂上やジャングルの奥地でもインターネットが利用できるようになる。日本では当たり前の存在であるインターネットだが、地球規模で見ると全人口の約半分が使用できていないそうだ。One Webはこうした情報格差を解消することを掲げており、発展途上国のビジネスなどの活性化が期待されている。
【参考URL】https://hbol.jp/122841

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ユーリ!!! on ICE

フィギュアスケートのアニメ

佐賀県とコラボレーション

寒い季節となりウィンタースポーツが盛り上がる中『ユーリ!!! on ICE(ユーリ オン アイス)』が話題を集めている。
ユーリ!!! on ICEとは2016年10月よりテレビ朝日、BS朝日などで放送されたフィギュアスケートを題材にしたアニメ。主人公の勝生勇利の出身地のモデルが佐賀県であったことから、これまで佐賀県の風景や名産などが数々登場していた。そしてこの度情報発信による地方再生プロジェクト「サガプライズ!」とのコラボレーションが発表されたという。このコラボでは、アニメを通じて佐賀県の魅力を発信し、それをフィードバックすることで、地域活性につなげていくのが目的だ。今後は東京と佐賀でのコラボ企画を次々と発表し、地元名産品とのコラボを展開していく。アニメを通じた地域活性化の今後の広がりに注目したい。
【参考URL】http://news.mynavi.jp/news/2016/12/27/097/

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メガホンヤク

メガホン型の翻訳機

12月31日から導入スタート

日々多くの人が利用する東京メトロが『メガホンヤク』の導入をし、話題になっている。
メガホンヤクはメガホン型の翻訳機を使用し、登録した定型文を日本語・英語・中国語・韓国語の4ヶ国語で拡声できるサービスだ。ニュース発表当初は、そのネーミングなどがドラえもんのひみつ道具の一つである「ほんやくコンニャク」を想起させることから話題を集めた。東京メトロはこのメガホンヤクの運用を12月31日から開始し、初詣客で混雑する浅草駅と明治神宮前駅で活用。さらに年明けには成田空港でも導入されており、非常時や災害時などでの使用を想定しているという。訪日外国人へのサービスが充実する中、話題性の高い施策の一つと言えるだろう。
【参考URL】http://www.asahi.com/articles/ASJDP346TJDPUTIL006.html

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給付型奨学金

日本では初めての施策

2018年度から導入開始

政府が2018年度より『給付型奨学金』制度を導入することを正式決定し、話題を呼んでいる。
返済義務の無い奨学金制度である給付型奨学金を導入している国は少なくない。しかし日本ではこれまで、国としての奨学金は返済義務がある貸与型奨学金しか制度がなく、学習機会の公平性の面などからその後進性が度々批判されてきた。今回ようやく導入が決定されたが、対象が厳しく制限されていることなどから、その拡充を求める声が多く上がっている。この件が、日本の教育への公的支出の少なさについて問い直す契機となるか、注目していきたい。
【参考URL】http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/301448

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アイン・ランド信者

トランプ政権の閣僚候補に多い

過激な資本主義・個人主義者

就任式を間近に控える米国のドナルド・トランプ次期大統領。そのトランプ政権閣僚人事の多くを『アイン・ランド信者』が占めているという。
アイン・ランドとは、資本主義を最重要視し、小さな政府を説いた小説家、思想家として活動していた人物。リバタリアニズム運動に大きな影響を与えている。彼女の作品を信奉するアイン・ランド信者はアメリカでは資本主義と個人主義を至上視する過激なリバタリアンと同義と見なされる。そんなアイン・ランド信者の閣僚を多く抱えるトランプ政権は、国際関係においても国家間の価値分配より利益創出を重視する選択をするだろうと予想されており、今後の世界情勢を取り巻く価値観に大きく影響を与えそうだ。
【参考URL】http://toyokeizai.net/articles/-/150766

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角栄本

ベストセラー続出

政治手腕が再評価

アメリカ大統領選で勝利したドナルド・トランプ氏に対する各国の首脳の対応が注目される今日。そんな中、『角栄本』と呼ばれる、日本の元首相である田中角栄氏の関連書籍が売り上げを伸ばしブームになっているという。
田中元首相といえば、「ロッキード事件」などの金銭スキャンダルが有名で、いまなお“金権政治家”としてのレッテルが貼られてしまっている。しかし、近年改めて田中元首相の人となりを紹介する書籍が発表されると、日中国交正常化といった戦後の日本を支えた政治的手腕、義理人情を大切にした姿勢などが再評価されるようになったという。国を背負うリーダーには何が必要か、いま改めて問われているのかもしれない。
【参考URL】http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1612/27/news027.html