時代の流れを定点観測 時流観測所

1449

置き弁当

オフィスで弁当が買える

スマホと連動でより便利に

オフィスで飲食物を無人販売するサービスといえば、オフィスグリコが有名だ。同じような仕組みで、オフィスで弁当を無人販売する、いわゆる『置き弁当』の事業化がパナソニックによって検討されているという。
これは専用の冷蔵庫を設置し、社員が好きなときに弁当を購入できるシステムだ。スマートフォンで購入すると冷蔵庫の鍵が開き、弁当を選ぶことができる。従来の集金箱形式では集金額が足りないなどのトラブルがあったが、スマホと冷蔵庫の連動でこれが解消されることになった。現在はまだ実証実験中だが、社員は買い物の手間が減り、弁当の提供側も確実な需要を見込めるなど、メリットは多数ある。オフィスグリコのように全国へ広がれば、新たな販路が生み出されるだろう。
【参考URL】http://www.asahi.com/articles/ASK314QP2K31PLFA00F.html?iref=comtop_list_lif_n01

1448

キユーピーマヨカフェ

マヨネーズ料理が食べられる

かわいい店舗デザインも人気

昨今は企業のジャンルに関わらず、カフェレストランをメインにしたイベントが流行している。食品メーカー大手のキユーピーもマヨネーズを使ったメニューを提供するイベント『キユーピーマヨカフェ』を開催中だ。
マヨネーズの新たな魅力を発信するためのこのイベントでは、マヨネーズを使用したサラダやピザ、パスタなどさまざまな料理を楽しめる。キユーピーのキャラクターやカラーをモチーフにした店舗デザイン、多彩なメニューは消費者に受け、連日大賑わいだという。このように、集客力がある上に消費者と企業が直接触れ合えるイベント。ブランディングにもなるため、もうしばらく流行は続きそうだ。
【参考URL】https://www.kewpie.co.jp/company/corp/newsrelease/2017/22.html

1447

ウェアラブル英会話教師

ウェアラブルデバイス+アプリ

日常会話を解析しレッスンを生成

進歩著しく、様々な分野に進出され始めているウェアラブルデバイス(身につける小型電子端末)。博報堂が開発した『ウェアラブル英会話教師』も、そのひとつだ。
これは、小型のマイク型デバイスとスマートフォンアプリを組み合わせた英語学習ツールだ。デバイスを洋服の襟につけて過ごすことでユーザーの日常会話をデバイスが解析し、そのユーザーが普段使う語彙や会話内容に最適化された英会話レッスンがアプリ上で生成される仕組みとなっている。将来は中国語学習や、英語話者の日本語学習にも範囲を広げることも視野に入れられているとのことで、語学学習分野へのウェアラブルデバイス進出例として注目していきたいアイテムだ。
【参考URL】http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1703/10/news119.html

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AIバス

AIが最適なルートを判断

バス停以外でも自由に乗り入れ

日本各地で高齢化と人口減少が進み、採算が取れずに地方から撤退するバス事業者が相次いでいる。『AI(人工知能)バス』は、そんな課題を解決する役割を期待されている。
NTTドコモによって開発が進められているAIバスは、乗りたい人の数やいる場所に応じてAIが最適なルートをリアルタイムで導き出し、バスの運転手がそれに沿って運行するというもの。過疎化が進む地方都市などでの導入を狙っており、2018年中の実用化を目指しているという。将来は自動運転技術との組み合わせも見込まれ、この技術の実用化が進めばより効率的な運行が可能となる。さらに物流業界への応用も考えられており、この技術が及ぼす影響は大きそうだ。
【参考URL】http://response.jp/article/2017/03/15/292159.html

1445

SDGs

持続可能な開発目標

先進国にも言及

2000年に国連で採択された、飢餓や幼児死亡率の削減などの目標「ミレニアム開発目標(MDGs)」が2015年に終了を迎え、次なる目標『SDGs(Sustainable Development Goals)』が注目されている。
これは、17の個別目標と169項目の達成基準からなる持続可能な開発目標のこと。目標には「貧困をなくす」「持続可能な雇用と経済成長」「海洋の持続可能な利用」などがあり、MDGsでは発展途上国での目標を中心としたのに対し、SDGsでは先進国での取り組みと義務にも言及している。すでに海外ではこのSDGsに対する活動がビジネスにおける重要な指針になりつつあり、たとえばスターバックスでは環境に配慮した紙や木材を使った紙コップの使用や、リサイクルなどを行っている。日本のビジネスにも重要になりつつあるSDGsに対する各企業の対応に注目したい。
【参考URL】http://lovely-lovely.net/business/sustainablebrands

1444

SHIMANO

高技術・高品質・低価格

自転車界のインテル

環境保護や健康の観点から、自動車から自転車に乗り換える人が世界的に増えているという。そんな中、自転車部品や釣り具用品のブランドとして有名な『SHIMANO(シマノ)』が再注目されている。
スポーツ自転車部品では85%程度の世界シェアを誇るシマノ。自転車の中枢部品を一手に担っていることから「自転車界のインテル」という異名もあるという。これほどに選ばれる理由として、「高技術・高品質・低価格」が挙げられる。通常、製造工程で加工しづらい部品は、それを補うための別素材が使用されることが多いが、それを新技術の開発でカバーすることで、他社にはない、丈夫かつコストを抑えた製品を生み出し、ブランドへの信頼に繋げているという。世界のシマノのさらなる躍進に期待だ。
【参考URL】http://toyokeizai.net/articles/-/162292

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L8020乳酸菌

新しい乳酸菌

商社と組み市場を広げる

三井物産は、広島大学が開発した『L8020乳酸菌』を使用したライセンスビジネスに乗り出した。
これは、歯周病、虫歯にかかったことのない健康な子供の口腔内から発見された人間由来の乳酸菌だ。歯周病、虫歯の繁殖を阻止する制菌効果のある乳酸菌の一種で、人間の口腔内から5種類の歯周病菌と虫歯菌、カンジダ菌を効果的に抑制しつつ、善玉菌を増やし口腔内環境を健康に保つ働きがある。すでに、製菓大手のUHA味覚糖株式会社に供与しL8020乳酸菌を使用したタブレット商品、「UHAデンタクリア」を発売することが決まっている。歯周病予防が手軽にできることで、需要が見込めるだろう。原料調達のルートや物流などのネットワークを持つ商社と組むことにより、大学が研究・開発した科学技術が広く活用されていくことで、今後も市場の拡大が予想される。
【参考URL】http://www.sankeibiz.jp/business/news/170309/bsd1703090729016-n1.htm